さぬきうどん その六

2004年11月29日

10月の末にまたうどんツアーをしました。そのついでに125年ぶりの一般公開という、「金刀比羅宮のすべて」を見に琴平に行きました。普通の人は見に行ったついでにうどんを食べに行くのでしょうが、おじさんとおばさんはあくまでも「うどん」がメインなのです。

琴平を出てすぐに、「宮武」に行きました。さぬきうどんの本当のおいしさを知ったのが、「山下」とこの「宮武」に連れて行ってもらった時でした。「宮武」はこれが3回目になるのですが、駐車場がきちんと舗装され中央には大型バスが停まっていました。これは大変と思って店に行くと、外の長いすに20人ほど座っていました。

多少待つのは覚悟していたのですが、そこで待っている人が何人もタバコを吸っていてその煙がたまりませんでした。これだけ人の集まる所では喫煙場所を別にして欲しいなとつくづく思わされました。

店から出てくる人は何人もいるのに、誰も店の中に呼ばれません。どうしてかなと思っていると「2列目までの人どうぞ」と案内がありました。7人ほど座れる長いすが3列あって、おじさん達は3列目で待っていたのです。すぐに「3列目の人もどうぞ」と言われ店に入りました。

先にカウンターで注文をしてから席を探します。ここのかけうどんは、「あつあつ」や「ひやあつ」と言って、うどんの「あつい」「ひやい」と出汁の「あつい」「ひやい」の4種類の組み合わせがあります。おじさんは「冷や冷や」、おばさんは「熱々」を頼みました。

山越で冷たいうどんを食べた時に気が付いたのですが、水でしめたうどんは釜揚げとは違う食感があり、山越では「かまたま」とはまた違った味を楽しむことができました。この宮武では「あつあつ」と「ひやひや」では麺の太さも違っていて、食感も全く違っていました。何もトッピングせずに、うどんだけを食べたのですが、さぬきうどんの奥深さを知らされた思いでした。

食べ終わって外に出ると、長いすに座れない人が20人以上並んでいました。いいタイミングで食べられたのだと思いました。

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