お月見

2004年9月30日

一昨日、家に帰ると部屋にすすきが飾られていました。あいにくの雨でしたが、すすきが飾られていた台は、黄色の丸いちゃぶ台で、それが月のように見えました。ちゃぶ台の上にはもう一つ、和紙でまん丸く作られたランプシェードをウサギが見上げているというデザインのライトも置かれていました。これは友人に貰ったものですが、このライトを点け、おばさんがこしらえた月見団子をお供えしてお月見のまねごとです。

子どもの頃に保育園や学校で七夕やお月見などの季節の行事をした記憶はないのですが、父や母に教えられながら準備をしたことや、一緒に月を眺めながら過ごしたことなどは覚えています。

最近は、花見や月見というと飲んだり食べたりしながらみんなでにぎやか楽しむことを思ってしまいますが、昔の習慣を思い出し、家族でゆったりとした時を過ごすのもいいなと改めて感じました。月が出ていれば、月の美しさや神秘さを楽しむことができますし、この日のように月が見られなくても、お月見という行事の中で普段気が付かなかった何かを見つけることができるような気がしました。

昨日は台風21号で、夕方は激しい雨と風でしたが、10時頃に外に出てみると、風はすっかり秋の風になり、空には満月が輝いていました。

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