ひょうたん桜

2004年3月30日

高知市から国道33号線を松山に向けて車で約1時間ほど走ると、吾川村があります。そこに「ひょうたん桜」を案内した看板があり、これまでに何度も目にしていました。「ひょうたん桜」、どんな桜なのだろうと気にはなっていたのですが、いつも素通りしていました。先日、吾川村でソフトボールの試合があったのでそのついでにおばさんと二人で見に行ってきました。ソフトボールを見ている時にも、マイクロバスが山の方に上がって行くのが見えたので結構見に行く人がいるのかなと思っていました。

国道をそれるとすぐに案内の人がいて、「一方通行にしているので、帰りは少し離れた場所に下りるようになります。」と丁寧に説明してくれ地図もくれました。山道を約3キロ、対向車がないので安心して走れはしましたが、結構遠く感じました。

桜の場所にも何人か係の人がいて、駐車場の整理をしていました。おじさんは、1本の桜があってそれを見るだけだろうと思っていたのですが、着いた所はきちんと手入れの行き届いた庭園という雰囲気でした。

その庭園でひときわ目立っている「樹齢約五百年、樹高30m、根元廻り8m、県の天然記念物にも指定されている桜の古木」(吾川村役場ホームページ? http://www.vill.agawa.kochi.jp/kankou/kankou.html )の周辺にも10本以上の桜があったと思います。また、中心の「ひょうたん桜」の上方に咲いていた菜の花が、青空の下で光輝く絨毯のようで、とても印象的でした。

ひょうたん桜は満開ではなかったのですが、それがまたいい時期だったのです。前日に聞いたばかりだったのですが、「ひょうたん桜」というのは、蕾がひょうたんの形をしているのです。だから満開だとその形が見られないのでしょう。その蕾も、そして咲いている花もどちらも美しい、一番いい時期に見ることができました。また、芝桜が咲き始めていましたが、これが満開になると相当見応えがあるだろうと思いました(この文を書いた後に吾川村役場のHPを見て、あまりの素晴らしさに、「是非行きたい」と、おばさんと話しました。)

これだけ手入れをし、通行や駐車場の整理をしながら入場料は無料、あまり目立たない場所に「100円程度の志をお願いします」という趣旨の箱が置いてあるだけでした。二人で300円入れたのですが、もっと入れてくればよかったと思っています。

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