花火大会

2003年7月31日

先日大洲市の花火大会に行ってきました。ここの花火はかなり近くで見ることができるのでおじさんはとても気に入っています。朝から雨が降っていたのですが、必ず晴れると信じていました。河原にゆったりと座って持って行った弁当を肴に出店の生ビールを飲みながら夕闇を待つのはとてもいいものです。

午後8時、あたりはすっかり暗くなり、いよいよ花火の始まりです。ところが、おじさん達の隣にいた家族(おばあさんらしき人が2人、赤ん坊を抱いた夫婦と他に大人が二人ほどいました)の一人が赤ん坊を抱いて私たちの2〜3メートル前に立ったのです。赤ん坊をあやすのも大変だろうとの思いと、花火が上がりだしたら座るか移動してくれるだろうと思っていたら、花火が始まっても全くお構いなしです。

最初の花火は右の方に上がったので、花火の輪は見ることができました。でも、花火のすぐ左にいるその男性の影がとても邪魔でした。次の花火は左の方向にも上がったので、その男性が邪魔になって見えませんでした。そこで、「すみません。座ってもらえませんか」とお願いすると、左の方にあった櫓を背にする場所に移動してくれました。

1時間近くたち、仕掛け花火の「ナイアガラの滝」になると、私たちの場所からは夜店が邪魔をしてよく見えません。そのために1割ほどの人が立ち上がってしまいました(立ち上がってもそれほどは見えないと思いましたが)。後ろで座ってみている我々のことは気にも留めずに。

その仕掛け花火の次は、いよいよクライマックスです。これは市民の寄付による物で、なかなかの見応えなので、いつも楽しみにしているのです。ところが、仕掛け花火で立ち上がった人の一部は座ろうとしないのです。おじさんの前には先ほどの家族の一人と思われる男性が立っていました。いささかあきれながらも、「座って下さい!」と大声を出すと座ってくれました。

このようなことはこの日だけのことではありません。他の人に迷惑になるということを考えることすらできない人が多くなっているのでしょうね。嘆かわしいことです。

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