止まって良かった

2002年7月28日

先日、おばさんの運転で昭和の町中を走っていた時のことです。

昭和の町中と言っても、時代のことではなく高知県幡多郡十和村昭和のことです。ちなみに十和村には昭和小学校と昭和中学校がありますし、十和村の隣は大正町で大正中学校があります。そして、大正町からは80kmほど離れますが、高岡郡越知町には明治中学校があります。残念ながら平成中学校はありません。

前置きが長くなりましたが、その昭和の町中に戻ると、前方に中学生と思われる体操服を着た一人の女の子が横断しようとしていました。おじさんとおばさんは、横断しようとしている歩行者や自転車などを見かけると、できるだけ道を譲るようにしています。そのときも、その子の前でスピードをぐっと落とし、横断させてやりました。その子は、向かいのスーパーに用があったようで、そのまま店に入ろうとしましたが、店のドアの前で振り返り、こちらに向かって微笑みながらお辞儀をしてくれました。

その笑顔がとても感じが良くて、今でもはっきりと目に浮かびます。代償を求めて譲るのではないのですが、このようにお礼の気持ちを表してもらうと、譲って良かったなと思います。でも、立場が逆になった時、「歩行者が優先だから車が止まって当たり前」という気持ちで横断することのある自分が少し恥ずかしくなりました。

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