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〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

2つ目の床下収納庫

2014年12月31日

今日は大晦日、数日前から大掃除の話題も聞かれました。おばさんは普段から計画的に掃除をしているので、大掃除はしません。しかしおじさんだけが使うモノは話は別です。

おじさんは使う機会があるかもしれないモノは捨てずに残しておきます。と言うと聞こえは良いですが、整理能力がないので捨てることができないとも言えます。そんなおじさんの片付けは、出しっぱなしにしているモノをどこかに入れることです。

小さなモノは箱の中に入れます。その箱や大きなモノは棚や適当な収納場所に置きます。それを繰り返すと、置き場所もなくなってきます。またしまい込んだまま、その存在自体も忘れていることがあります。それでは使う機会があっても使えないですよね。

「床下収納庫の位置」<2014年6月30日>で書いたように、床下全体を収納スペースにしている家もあるようですが、そんなことをしたらますます捨てられなくなると思いますし、費用もかかるでしょう。

それでも床下を有効に使いたかったので、リビングに床下収納庫を作ることにしました。それは床下収納庫と言っても床の一部を開けられるようにするだけです。

ところが設計士に相談すると簡単にはいかないと言われました。単純に床の一部を切り取って、それをフタにするような構造だとフタの部分にソリが出た場合に周囲の床の部分と高さが違って段差ができるとのことです。

確かに台所の床下収納庫などはソリが出ないような工夫をしているようです。でもそれをリビングに使うと周囲に金属の枠が出てしまいます。収納庫の上にはテレビを置くので多少段差が出ても問題ないことを設計士に伝え、周囲の床と変わらないように作ってもらいました。

今確かめてみると、1ミリか2ミリの段差ができています。それはテレビと壁の間の部分で、テレビの前面の部分には段差がないので、全く問題ありません。

設計段階では色々なアイデアを出しましたが、技術的に難しいということがいくつもありました。やはり専門家の目で見てもらうことが大事だと思いました。

ちなみに、紺収納庫には皿鉢など、めったに使わないモノを入れていますが、おじさんの「捨てられないモノ」は入れていません。

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