家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

浴槽と洗面器カウンターと
利き手の関係

2014年11月30日

浴室やキッチンはいくつかのショールムーに何度か足を運んで納得のいくまで見ましたし、カタログもしっかり読みました。そうしてメーカーと機種とオプションを決めました。

次はキッチンのシンクとガステーブルの配置、浴槽の向きなどの決定です。キッチンはアイランド型なら自由に選べると思いますが、対面式にしたので壁との関係から決めていました。

浴室は浴槽の向きを選択できました。浴槽の向きで洗面器カウンター(シャワーなどの水栓や鏡などの部分)の位置が決まります。この配置については深く考えていなかったのでどうやって決めたらいいか迷いました。

ドアの位置も浴槽の向きで決まるということでしたが、左右どちらかが便利というわけでもないし、逆にどちらかが不便とも思えませんでした。それで浴槽に浸かって窓から外を眺めるのに眺めが良さそうな、下図 A の向きに決めました。

実際に暮らし始めて風呂に入ったとき、おじさんは不便だと気がついたことがあります。それは浴槽のお湯を洗面器に汲むときです。おじさんは洗面器カウンターに向かって体を洗います。そうすると浴槽が左側になります。お湯を汲むときは洗面器を右手に持ちます。そのまま右手で汲むためには体をひねって不自然な姿勢になるのです。

前に住んでいたアパートでは壁に直接鏡を取りつけた簡単なものでしたが、浴槽は右側だったので何も思いませんでした。生家も同様です。だから浴槽の向きについては何も感じていなかったのです。

洗面器を左手で持つことに慣れたらいいだけだと言われそうです。確かに家族が多いと利き手が違う人もいるでしょうし、利き手が同じでも洗面器を持つ手は違う場合もあるでしょう。

ただし片手が不自由な人にとっては洗面器を持つ手は変えられません。間取りの関係等、他の制約がなければ使い勝手を優先して向きを決めたらいいと思いました。

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