随分と日が長くなりました。そして朝日が北側の窓にしっかりと当たるようになりました。洗面台の正面は鏡ですので、その右側に縦長のすべり出し窓を付けています。「すべり出し窓のメリット」<2013年12月31日>で書いた90度まで開くことのできる窓です。90度まで開くと左右はほとんど変わらないのですが、途中で止めると全く逆になってしまいます。
逆になるのは開き方のことで、右側が外に開いていくか左側が外に開いていくかの違いです。この違いについてはそれなりに考えたつもりでしたが、実際に使ってみると逆にすべきだったと思うのです。
冬場は窓を開けないのでほとんど影響はありません。しかし今の時期には涼しい風が入るので開けている時間が長くなります。
朝早い時間は涼しい風だけが入るのですが、少しすると朝日が当たります。右側が外に開くタイプを付けているので、洗面台に立つと朝日がまともに当たる角度なのです。
左右が逆のタイプにしていたら、今度は西日が入ってきます。でもその場合は右側の壁に当たるだけなのでそれほど影響はないはずです。
もう一つ都合の悪いことがあります。外から見えてしまうのです。少ししか開けていなくても洗面をしている位置からしっかり裏の家が見えるので、見られるということです。
もう少し大きく開けると、着替えをしていたとしても見られてしまいます。これも左右を逆にしていれば何の問題もなかったのです。
設計の段階では、洗面をしながら外の様子が見られればいいと考えて決めたと思いますが、考えが甘かったですね。
家の中からだけでなく、外からの視点も大事にしなければいけなかったという反省です。