家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

ポストは家の中に

2011年5月31日

「になりましたね。」と始まるメールをもらって何のことだろうとよく見ると、タイトルが「今日は良い天気」となっていて、続けて読むと「今日は良い天気になりましたね。」ということでした。

そんなつもりでタイトルを付けたのではないですが、ポストは家の中に通じている方が便利だということを書きたいのです。でも、すっきりしたタイトルにならなかったので「家の中に」で止めてしまいました。

ポストにもいろいろなタイプがありますね。玄関脇の壁に取り付けるものが昔からよく見かけるタイプでしょうか。地面から支柱が立っていてそれに取り付けられている1本足のポストは格好良いですよね。我が家には門がないのですが、門に取り付けられていると○○邸と呼ぶのが相応しいように感じます。

郵便部屋や新聞を取るとき、これらのタイプはどれもドアを開けて取らないといけません。ドアのすぐ横にあれば手を伸ばしてとれるでしょうが、そうでなければ外に出て行かなければならないでしょう。

それに慣れてそれが当たり前だと思っていればそんなに苦にはならないでしょうが、私達がこれまでに住んできたアパートや宿舎は、どれもドアに差し込み口(正しくは何というのでしょうか)が付いていました。そこから差し込まれた郵便物や新聞などはドアの内側に貯まるので、ドアを開けることなく取ることができます。

外に出る必要がないので大雨の日でも全く濡れる心配はありません。強風の時でも真冬の寒い朝でも問題ありません。また寝起きの乱れた髪のままでも、寝間着のままでも新聞が取れます。郵便物のチェックも容易に出来ます。

一度これを経験すると、外に出ようとは思わなくなります。だからポストは絶対に家の中に通じる壁に付けようと思っていたのです。それなのにこんなポストを付けている家はほとんど無いのです。設計の段階では注意して周りの家を見ていました。散歩のコースもいろいろ変えながらできるだけ多くの家を見たのですが、5軒くらいしか見つけられなかったのです。

ところが先日、松江城の西にある月照寺の近くを歩いていると、同じ仕組みのポストがあるよとおばさんが言うのです。それで注意をして見てみるとその周囲の半分くらいがその手のポストでした。しかも新しい家ばかりでなく、20〜30年くらい前に建てられたような家にも同じ仕組みのポストが付いているのです。

松江市全体がこんな状況なのだろうか、それとも先ほどの周辺だけなのだろうかと話していたのですが、そこより1キロほど東の県庁周辺でも見かけました。ひょっとしたら地域によってはこの仕組みのポストが主流なのかもしれません。

家にも流行があるように思いますが、流行りの家やおしゃれな家より住みやすい家が一番だと思います。家全体から言うと小さなポストですが、ドアを開けるか開けないかだけでも住みやすさが大きく変わると思います。

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