3rdアルバム「起死回生」
新たなサウンドイメージへ。遊び心あふれるアルバム。
2ndアルバムですっかりハード系ロックバンドのイメージが確立してしまった感があったB-NOISE。
メンバーの変更もあったため(Xano→YOSHITUNE)、“遊び心がある・自由な音づくり”を目指す。
「どんな曲を作ってもB-NOISEサウンドになる!」という確固たる信念が感じられるアルバム。
【曲目リスト】
01. 目醒め 作詞/NOISE 作曲/TAMA・NOISE 編曲/TAMA
02. OVER RUN 作詞/NOISE 作曲/骸鬼 編曲/B-NOISE
03. 起死回生 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
04. Blue Fish 作詞/NOISE 作曲/古賀ちん 編曲/B-NOISE
05. 道を行く人 作詞・作曲/骸鬼 編曲/B-NOISE
06. ONE'S OWN 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
07. 大人の事情 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
08. Blue Moon 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
09. Rolling Thunder 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
10. Albino Crow 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
【参加メンバー】
骸鬼(Gu) YOSHITSUNE(Ba) TAMA(Dr) NOISE(Vo) SHIO(Cho,Par)
※メンバー名の表記は、当時公開していた名前のまま表記しております。
このアルバムの楽曲に関して
「目醒め」 作詞/NOISE 作曲/TAMA・NOISE 編曲/TAMA
TAMAの長年の夢だった“アカペラ”楽曲。参加メンバー全員で唄っております。TAMAが作曲に挑戦してます。
メンバー脱退のため活動停止時期にあったB-NOISEが、また音楽シーンに戻ってきた喜びを素直に表現した曲。
「OVER RUN」 作詞/NOISE 作曲/骸鬼 編曲/B-NOISE
ギターの骸鬼(KAORI)が曲提供したロックテイストなギターチューン。歌詞の内容としては、真夏の海沿いの町で
ナンパをしかける男達を「そんな手には乗らない」とばかりに冷たくあしらう・・・というイメージ。
決まった道(結婚・仕事)にとらわれたくない、自分の道は自分の力で突っ走る!という女性応援歌でもあります。
「起死回生」 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
福岡城の横の堀を自転車に乗って走っていた時にNOISEの頭に浮かんだ曲。桜が咲いていた季節だったという事もあって
仮歌で「桜舞う 大濠の堀が見える」と唄っていた。この時、新メンバーとして加入したYOSHITSUNE(トノ)が持つ
和のイメージもあって、楽曲に和の雰囲気が加えられていった。
「Blue Fish」 作詞/NOISE 作曲/古賀ちん 編曲/B-NOISE
初期ギター古賀ちん作曲。なかなかアルバムに入れるまで曲を昇華できずにいたが、遂にアルバムに収録。
TAMAとNOISEの声が切なく重なりあう楽曲です。この曲の詞は、楽曲を渡された時にすぐさまイメージが降りてきて、
歌詞も流れるように出てきたもの。
「道を行く人」 作詞・作曲/骸鬼 編曲/B-NOISE
骸鬼(KAORI)が作詞から作曲までこなした一曲。この曲をNOISEに(移動中に車内で)
唄いながら説明していた骸鬼。「ここから音が上がりますが、高さがキツイんで下げて唄います。
Vo(NOISE)は1オクターブ上で歌ってください」と言い放った。「・・・え?」とNOISE。
すると「唄えますよね!?」と骸鬼。「・・・唄・・い・・・ます」と返事するしかなかったVoなのでした。
「ONE'S OWN」 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
渋さ漂うこの楽曲には、映画「ターミネーター2」に出てくるサラ・コナーの言葉「No fate but what we make」
(運命は自分でつくるもの)が含まれている。楽曲制作に取り組んでいたこの頃のNOISEは、人生の中で何度目かの
辛い状況に陥っていたという。ぜひ、じっくり聴いて欲しい。
「大人の事情」 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
ご近所さんとのつきあいにちょっぴり辟易していたNOISEのボヤキ曲。曲のラストの方では、
酔っ払ってストレスもぶっ飛ばしてしまえ!・・・といった雰囲気をイメージしてるとか。www
「Blue Moon」 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
ゆったりとした優しいラブソング。夜ふけをイメージしている曲だが、実は真夏の暑い真昼間に、
川沿いを歩きながらNOISEが作ったもの。歌詞と曲が一緒に降りてきた一曲でもある。
「Rolling Thunder」 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
当時の新メンバーYOSHITSUNE(トノ)との出会いをイメージして作った曲。素早く走り出し、
それでいて転がるような変化をも見せる・・・そんな新しいB-NOISEになれたら良いな・・という
思いが込められている。「記憶の中眠る 夜明け 瞳に映し出す日まで」は、
ライブ活動を盛んに行っていた頃のB-NOISEが活動停止になり眠りについた・・・
夜明け(復活)を瞳に映し出す(目覚める)という意味。
「Albino Crow」 作詞・作曲/NOISE 編曲/B-NOISE
まるで物語を読み聞かせるように進むこの楽曲。同じ種でありながら、忌み嫌われる存在・・・
それは「いじめ」をイメージさせる。重たいテーマに真正面から取り組みながら、
必ずどこかに救いを残すこと・・・それがB-NOISEの楽曲のポリシーでもある。
「哀しみの果てに答えみつかるなら この羽根を傷めても飛び続けるだろう」という歌詞は、
辛く、苦しいけれど、生きることを諦めていない強さも秘めている。