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【理系数学V選択生徒への応用編】

半減期と崩壊定数の関係は?

   λ=ln2/T ・・・A の求め方

 放射性元素の放出する放射線の強さA(Bq)は放射性元素の原子の数に比例する。
従って

   A=λN(t) ・・・@

 また放射線の強さA(Bq)は時間dt時間当たりの崩壊する数dNだから

マイナスは減少していることを表す。

   A=−dN(t)/dt ・・・C

@    式と C式より

λN(t) = −dN/dt 

−λdt=(1/N(t))dN

積分すると

−λt+C=lnN(t)  Cは積分定数

−λt+C=N(t)

N(t)=e−λt

t=0のときN(t)=N とすると

 N=e

 N(t)=N−λt

半減期t=TでN(t)が半数になるから

 (1/2)N=N−λT

 (1/2)=e−λT

 ln(1/2)=lne−λT

  −ln/2=−λT

   λ=ln2/T