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福島原発で何が起こったか?

水素爆発後の東京消防庁や自衛隊の放水は原子炉を冷やしたか?

 水素爆発によって1号機、2号機、3号機で水素爆発があったとされるが、4号機の火災を含めて
格納容器は原子炉建家のようには破壊されていない。従って、上空からの自衛隊の水の投下や消
防車による放水は原子炉内の冷却には効果がない。厚さ数センチの格納容器を外からの放水で冷
やして原子炉内の核燃料を冷やすことはできない。格納容器の温度を下げるという効果も放水では
あまり期待できない。もし、それを期待して期待していたとすると、ベント後も格納容器が高温高圧で
破壊されな状態の苦肉の策ということになる。推測だが、原子炉建家が損傷し、燃料プールの冷却が
できなくなり、4号機では火災が発生。燃料プールを冷やそうとしたのではないかと。水素爆発より、そ
の後の放射線の放出量の方がはるかに多い。火災は放射性物質を大量に放出するからではないか。

燃料プールを冷やしていたはず。燃料プールが危険なわけ、

〜原発の新燃料の放射線量は使用済み燃料の放射線量よりはるかに低い〜

ウラン鉱床は放射線量が高いがそれに比べてウラン燃料は放射線量は低い。ウランの半減期が45億年による。

・人工的な核分裂が放射線を出す原子を生産した。

  核分裂生成物(ヨウ素131、セシウム137、ストロンチウム90、キセノン131

中性子を吸収して生じた核種(プルトニウム239、アメリシウム241キュリウム244

原発一機で150トンのウラン燃料から1年間に約1トンの核分裂生成物が生じる。

・放射性廃棄物

ガラス固化体(表面)製造直後14000シーベルト/

50年後 0.01シーベルト/

7シーベルトで100%の人が死亡する被曝線量  

事故当時の福島第1原発使用燃料集合体及び使用済み燃料集合体数

 

1号機

2号機

3号機

4号機

5号機

6号機

原子炉内

400

 548

 548

   0

 548

 764

燃料プール

 292

 587

 514

1331

 946

 876