アテルイの里の田んぼアート

田んぼアート会場情報

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巣伏古戦場跡公園

会場にある物見やぐらは元々「巣伏(すぶせ)古戦場跡公園」のシンボルとして建てられました。延歴8年(西暦789年)にアテルイ(阿弖流為)率いる蝦夷(えみし)軍と朝廷軍が戦った場所とされます。

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北天の雄 アテルイ(阿弖流為)

朝廷との戦い

アテルイ(阿弖流為)は8世紀末から9世紀の初頭に、陸奥国胆沢(現在の岩手県奥州市)で活動した蝦夷の族長です。延暦8年(西暦789年)、紀古佐美(きのこさみ)率いる朝廷軍に対し、アテルイを大将とする蝦夷軍が勇猛果敢に戦い撃破した「巣伏(すぶせ/すふし/すぶし)の戦い」が有名です。

その後、アテルイは地域の安寧を願い、盟友のモレ(母禮)とともに、征夷を遂げ胆沢城造営中の坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)に降伏し、田村麻呂とともに平安京へ向かいます。田村麻呂は二人の助命を嘆願するものの、朝廷が反対したため河内国杜山(または椙山:現在の大阪府枚方市)でともに処刑されました。

アテルイの石碑・モニュメント

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清水寺との縁

田村麻呂が創建した清水寺(京都・音羽山清水寺)には、平安遷都1200年を記念して平成6年(1994年)に「阿弖流為・母禮之碑」が建立されています。

アテルイの里 岩手県奥州市

アテルイの里の風景

岩手県奥州市には、古(いにしえ)の英雄アテルイ(阿弖流為)に由来とする表記が街中のそこかしこにあります。地元の人たちは、アテルイに敬意と親しみを込めて今に伝えています。

奥州市内には、「アテルイ/あてるい」という名前の公園やスーパー、産直などがあります。銀行や食堂、宝くじ売り場の「あてるい(支)店」もあります。

奥州市水沢に立地する 国立天文台水沢 で稼働している天文学専用スーパーコンピュータは「アテルイII」と名付けられました。

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