さんざしの花咲けば
                             歌; 舟木一夫

1.さんざしの花咲けば さんざしの花に似た
  あの人の あたたかな あたたかな声がする
  いつもひとり丘の上 雲を見てたこの僕に
  ひとのやさしさをそっと教えた
  あの人の あたたかな あたたかな声がする

2.さんざしの花咲いて 春はまた来たけれど
  さんざしの花に似た あの人はかえらない
  胸を張って生きている 僕のすがた見せたなら
  泣いて手をとってくれるだろうか
  さんざしの花に似た あの人はかえらない

3.さんざしの花びらを 手のひらにのせるとき
  あの人の横顔が 横顔が見えてくる
  みんないつか別れてく これが人のさだめだと
  誰かなぐさめてくれたけど
  あの人の横顔が 横顔が見えてくる

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