秋  風

 まっ青な空の下
 憂いの花びらを 乙女の髪に飾って
 今日もまた 
 山百合の咲く あの谷を越え
 沈む夕日の中で
 あなたは 眠るのですね




     

 冬は淋しがり屋さん
 私の周りで ささやくの
 おまえさん
 去年と同じ冬がまた来たね
 いつさよならが 言えるのかな?
 待っているの私
 淋しがりや屋の冬さんが
 おまえさん 去年と違うね
 そうささやいてくれる日を

 


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