TN360のページ

TN360

N360のバリエーションの一部として発売されたNのライトバンLN360とともに、商用車部門で大活躍したTN360。そのTN360も度重なる設計変更が繰り返され、年とともに完成度を増していった。
外見ではバンパー形状がその他年式と違うTN360、通称TN0(ゼロ)。シート座面も運転席から助手席まで連続したタータンチェック柄で飾られていた。すぐに改良されたTNT(ワン)、バンパーも後期型と同形状となり、シート柄は運転席・助手席連続しないタータンチェック柄となる。1970年になると、TN360はTNVとなり豪華装備のスーパーでラックスが追加される。NVと同時期の発売であった。



TNの修理とTN0発見の巻

もともと状態の良いTNを入手しましたが、ある日突然、しかも夜、それは起こったのです。

TNのチョコット修理 TN0の発見
入ってて良かったJAF。
ある日突然エンジンストップとともに灯火類もパッタリ息絶えた。このエンコはすぐに原因が判らないタイプだ、早速JAFを手配、自宅まで3KMほどだったので無料で運んでもらえました。
●オー見つけた!TN360、部品取りにいいかも。実は10年前から目をつけていました。
TNはワイヤーを掛けるフックを装備していないのでリーフスプリング取り付け部にワイヤーを掛けて固定します。 ●タイヤが半分地面に埋まっているぞイ、部品も使えるところないかも?
フロントグリルも欠品だ(当たり前?)
自宅に到着。夜でも派手派手のご帰還なので、かえって近所から目立つ・・・。 ●前から見たって同じです。この年代の軽トラがこの状態で残っているだけでも奇蹟です。
早めに降ろして手押しで自宅庭へと引きずりあげる。 ●後日気がつきました、TN0ゼロです。バンパーの上面、コーナー部、ボディとの隙間がありません。これがTN0のフロントの特徴です。
やっと見つけた原因。これじゃあ判りにくいわけだ。 ●残念、室内は材木だらけで特徴的なタータンチェックのシートが確認できません。でも意外と内装はしっかりしてそう・・。(どこがじゃ!)
メインの配線(白)、ヒューズを通る前の配線ですね、カプラー内部でビミョーに断線していました。はんだ修理は大電流が流れたときにはんだが溶ける恐れがあるので、カプラーから配線金具を取り外し交換。無事、TNは路上復帰をはたしたのです。 ●よーく見てください、リアゲートにHONDAのプレスがあります。これもTN0の特徴です。以降、廃止されました。コストダウンしたんですね。
●このTNを見にきたのは5度目でしょうか、うかつでした。この鳥居が錆びて朽ち果てたもの・・・ではなくて、当時のオプションだった4人乗りのキットです。パーツリスト等で知ってはいましたがこれを実際に見れるとは・・。
確かに後ろ向きに座る構造になっています。

ホンダ四輪の部屋