【サバニの海 お爺と海神】
The Sabani Voyage: The Grandfather and the Sea God.
キャンバスにアクリルなど多種水彩 墨など
61×103cm(額寸含まず)
沖縄県南城市知念で観た光景から生まれた作品。
昔の漁は帆掛けサバニという流線型の船に乗り、
家族が食べられるくらいの量を、
感謝して捕った。
八重山諸島出身のビギンが、
「昔お爺がよ~、サバニに乗ってよ~」と歌っている。
海の産物は、神(創造者)からの恵み。
雨を降らす雲も、お日様も恵みだ。
感謝に満ちた「共存の暮らし」は先人の知恵だ。
この畏怖の念を覚える雲は、実際に現地で見た。
暗いところからは雨や光が見受けられた。
また沖縄で個展を開催したいと切望するが、
17年も実現できていない。
しかしあのダイナミックな光景は、
沖縄の知念でしか体感できないと信じている。