いちまいの絵

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2016年9月

201609
『桔梗頭巾の艶夜』

紙に交響(多種)水彩
半切サイズ(545×424mm)

桔梗は万葉集で詠われた秋の七草の一つ・・萩,尾花,葛,撫子,女郎花、藤袴・・
山上憶良が詠んだ「あさがおの花」が桔梗だと言われている。
ここ数年、秋の七草寺巡り(長瀞)をパートナーと共にしてきたが、
秩父で最初に見たときから蕾に抱いた印象を膨らませた・・
その一つがこの絵だ。

江戸時代などで女性が頭巾を被って外出する姿。
時代劇などでの脳裏に浮かぶのは、紫と艶っぽい身のこなしだ。
ムラサキ色に咲く桔梗の蕾の形と、風に揺れる姿は
まさにその印象だった。

紫色に変化していく秩父の夕暮れ
頭巾と着物には、花開いた桔梗が、内面としてあしらわれている。
すそに手がかかり、相手と逢えるのを待つ・・
頭巾を外した髪の素顔が下方に描かれている。

この絵を見た方から、香本さんの絵は、空のイメージが強いが
実は色っぽい・・女性も空も全体の曲線も・・そうした絵を描いているんですね。
また別の方は、デビッド・ボウイの印象につながり美しい など。
それぞれに感謝しています。

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