いちまいの絵

back top next

2015年5月

201505
『白鷺の憂鬱』

ワトソン紙に交響水彩
(四つ切サイズ)

秩父大田にある調整池に
ぽつんと一羽、白鷺(中サギ)が佇んでいた。
暑い日で水嵩も浅く、魚も見当たらない様子
しかもここは、人工的な池だ。
右壁面から流れる水周辺は、赤錆びて見える。

この光景に気づいたとき、忍び足で近づいて見入っていた。
白鷺は、何思うのか・・農薬入りの田んぼに降りられず
やっと見つけた水の場所が、人工的なこんなありさまで
・・そうナーバスに思うのは、私だけだろうか?
秩父に来てしばらくして描いた作品です。

mark