いちまいの絵

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2014年11月

201411
『空の層海の帯』

ワトソン紙に交響水彩
(約400mmX500mm)

自分は昔から、空を見て海の印象があり
海を見ると、空の流れを感じてきた。
この絵、どこが水平線なのか、
海なのか夕暮れの空なのか
何なのかわからないかもしれないが
自分の中には、感じたものがはっきりしている。

空も、海も、色が散りばめられているが
帯のように、幾層も空が
巻かれるというか靡(なび)く。
太陽の白光は、多種多様の屈折によって
無限の色を発するが、
感じるというのはもっと深いことだと思う。
活力、エネルギー・・こうしたものから
なぜか静かな思いで安らぐ自分がいる。

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