いちまいの絵



2011年7月

201107
『シャンデリア・リーフ』

紙に交響水彩 八つ切りサイズ

我が家の近くの川に
自然の蛍が、この時期出る。
観光用に餌付けして増やしたのではないことに
意味を感じる。

蛍は、夏休みのイメージだったが
梅雨の時期に誕生する。

年々、異常気象や温暖化の兆候が増すので
今年は、蛍が出てくれるか心配だった。
雨上がりに、ああ今日もまだ無理かと帰ろうとしたら
一枚の葉っぱが光ったような気がして
見ると、蛍が輝いて挨拶してくれたようだった。

ここの蛍の絵は何枚も描いて、多く巣立ったが
まだ無限と言って良いほど
描きたいイマジネーションが湧き出る。
なぜなら毎年、その期間毎日 無限の表情と動きを
見せて、心震わせてくれるからだ。

自分がバーベキューの具になった気分の
猛暑日でも、
疲れきった森や林や川を
彼らは輝きの飾り付けをして癒してくれるのだ。