お茶のこと

お茶の美味しい入れ方

玉  露 お湯の温度 50度
お湯の量 45ml
玉露茶葉の量 6g
抹  茶 お湯の温度 80度
お湯の量 60ml
抹茶の量 2g
抹茶を2g入れます。60mlのお湯(80度)をまず少し入れ、練ります。
残りのお湯を入れ、茶せんでMの字を約20回ほど書くように抹茶をたてます
ほうじ茶 お湯の温度 80〜90度
お湯の量 110ml
ほうじ茶葉の量 4g
煎  茶 お湯の温度 60度
お湯の量 55ml
煎茶葉の量 2g
一度沸騰させ、カルキをとばします。茶器をお湯で温めておきます。
60度に冷ましたお湯を55ml用意します。温めおいた茶器のお湯を捨て、
中に茶葉5gを入れお湯を注ぎます。1分ほど蒸らした後、ゆっくりと注ぎ
最後の一滴まで急須から出しきります。

日本三大玉露 京都:宇治、福岡:八女、静岡:朝比奈


お茶ができるまで

摘 採 茶摘のこと。
立春から数えて八十八日目のころ摘む新芽が、一番茶摘(一番茶)四番茶まである。
手摘み、鋏摘み、機械摘みと摘み方も多種あるが一般的に機械摘みが多い
蒸 熱 茶葉を蒸し機の蒸気で加熱。
冷 却 茶葉を風にあてながら水分を飛ばし冷やす。
粗 揉 粗揉機に入れ熱風で攪拌しながら乾燥。
揉 念 ローラで力を加えて水分を均一させて揉む。
中 揉 再度熱風で均一に水分を除きながら揉み乾かしていく。
精 揉 熱と力で、針のように細く真直ぐに伸びた茶葉にするためによく揉む。
乾 燥 十分に乾燥させる(この時点では荒茶と言う)
選 別 茶葉の形は大小あるので、ふるいでより分けたり切断して形を整える。
乾 燥 茶葉の香を引き出すために、乾燥機に入れ乾燥させる。
包 装 計量して袋詰めして仕上げる。


お茶の種類

煎    茶 最も生産量が多い。葉を蒸気で蒸して、揉みながら乾燥する。
深蒸し煎茶 煎茶と同様の工程ですが、蒸し時間が長いぶん香は弱いが渋みが少ない。
玉    露 茶摘の2週間位前から黒いカンレンシャなどで茶葉を覆い日光を遮る、覆下栽培
抹    茶 玉露同様、覆下栽培の茶葉から作り、茎、葉脈を取除き揉まないで乾燥した葉を石臼でひく。
芽    茶 製茶工程で葉片になったものから芽の部分だけを集めたもの。
茎    茶 製茶工程で葉片になったものから茎の部分だけを集めたもの。
粉    茶 製茶工程で葉が細かくなった部分だけを集めたもの。
番    茶 遅摘み茶の事。
京 番 茶 宇治地方で製茶されている。揉まずに天日干しをしている。
ほうじ茶 製茶された葉を強火で炒ったもの。
玄 米 茶 煎茶や玄米茶に玄米を炒って配合したもの。
釜炒り茶 高温の直火で炒り、揉んで乾燥させたもの。15世紀頃北九州地方に伝来された製法。
手揉み茶 今は殆どの葉が機械揉みをしているが、昔は焙炉という釜など使用し、手揉みで乾燥させた茶葉。


お茶の産地一覧(他にもあると思いますが私が分かる範囲で調べたものです)
秋田県 桧山茶 島根県 出雲茶
新潟県 村上茶 岡山県 岡山茶、美作番茶
茨城県 奥久慈茶、猿島茶 山口県 山口茶
埼玉県 狭山茶 徳島県 阿波茶、木頭番茶
神奈川県 足柄茶 香川県 香川茶
山梨県 南部茶 愛媛県 愛媛茶
石川県 加賀茶、輪島茶 高知県 土佐茶、碁石茶
岐阜県 美濃茶、白川茶、揖斐茶 福岡県 八女茶
愛知県 西尾茶、新城茶 佐賀県 嬉野茶、唐津茶
三重県 伊勢茶 長崎県 彼杵茶、島原茶、世知原茶
滋賀県 近江茶、朝宮茶 熊本県 肥後茶
京都府 宇治茶 大分県 大分茶、耶馬溪茶
兵庫県 丹波茶、母子茶 宮崎県 宮崎茶、日向茶
奈良県 大和茶、月ヶ瀬茶 鹿児島県 鹿児島茶、知覧茶、薩摩茶、屋久島茶
和歌山県 紀州茶 沖縄県 沖縄茶
静岡県 川根茶、天竜茶、本山茶、
沼津茶、庵原茶、志太茶、
中遠茶、掛川茶、春野茶、
牧の原茶
生産高 第1位、静岡県、
第2位、鹿児島県
第3位、三重県
4位、奈良県 5位、京都


地方のお茶の飲み方色々(他にもあると思いますが私が分かる範囲で調べたものです)

バタバタ茶 富山県 室町時代。黒茶を茶釜に入れて沸かす。
大きい茶碗に入れ塩を加えて茶筅で泡立てたお茶。
ボテボテ茶 島根県 出雲地方で飲まれている習俗。
塩を茶筅に付けて泡立て、ご飯など好みの具をのせて、
茶碗の底を叩きながら飲む。
ブクブク茶 沖縄県 前米茶、番茶、ウーロン茶(清明茶)の3種類の茶葉使用。
前茶碗にいれ大きな茶筅で泡立てる。茶碗に赤飯を入れお茶を注ぐ。
泡茶を足して飲む。


お茶の話