雪景色の合流

浩二 「それでここまで来たんだよ。」
浩二が一部始終を説明した。そして首に下げていたペンダントを正男に渡した。
浩二 「はい、兄さん。もう落とさないでよ?」
正男 「おおっ、あったのか!・・・まぁとりあえず一件落着か。」
ムーン 「ですね。じゃあブライトサンたちと合流しましょうか。」
ムーンに言葉に浩二は首をかしげた。
浩二 「合流?そういえばあとの2人は?」
正男 「ん?ああっ、あいつらなら服を探しに行ったぞ。」
浩二はそれを聞いて苦笑する。
正男 「んじゃあ一旦合流場所に・・・おっ?」
正男は引き返そうしてふと空を見上げた。
浩二 「どうしたの、兄さん?・・・あっ」
ムーン 「・・・降ってきましたね、雪が」
太陽の光が覗いていた空はいつの間にか銀色の雲に覆われていた。
そして地上には雪が降り始めていた。

〜合流場所に向かうブライトとフレア〜

ブライトたちはもらった上着に身を包んでいた。
そして途中で降ってきた雪を眺めていた。
フレア 「なんなんだこりゃ・・・白いのが降ってきたぞ?」
ブライトは空と地上を交互に見た。
ブライト 「白か・・・これが正男たちの言っていた"雪"という現象か・・・。なかなかきれいだな」

正男たちが合流する頃には雪が本格的に降ってきた。
そしてブライトたちは雪原の村で聞いた神殿について正男たち3人に話した。
浩二 「この世界にもあるんだね神殿。他の世界にもあるのかな?」
正男 「んで?そこに行くのか?」
正男がブライトに聞いた。
ブライト 「霧が出ていないと他の世界には行けないんだろう?とはいえ俺たちじゃどうにもならないしな。
      とりあえず様子見ってことで行くのも悪くないだろ?」

正男 「・・・まぁそうだな。じゃあさっそく行くか。」
5人そろった正男たちは再び雪山に足を踏み入れた。


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