ボーラベア
「ガウウウウン・・・」
ブライトに押し出されたボーラベアは堤防を越えるとそのまま転げ落ちていった。
住民
「すっすまなかったな、おかげで助かったよ!」
住民たちはブライトたちに感謝の言葉を送った。
ブライト
「いっいや、いいさ。それより服が・・・ぶぇくし!」
思い出したようにくしゃみをするブライト。
住民
「服?ああ、ちょっと待っててね・・・」
ボーラベアを撃退したお礼として2人は服をタダでもらうことができた。
そしてブライトとフレアの話を聞いた住民が言った。
住民
「そう言えば山の方で大きな音がしたけど・・・雪崩だったのね」
住民
「そりゃあ災難だったな。まあ命はあったんだし、神様に感謝しなくちゃ。
まだ見つかってないっていう人の無事も祈っとかないと」
フレア
「・・・神様?」
フレアがつぶやく。
住民
「んっ?ああ、あの山の道の途中に雪の神様の神殿があるんだよ」
ブライト
「・・・神殿か・・・」
住民の言葉を聞きブライトは考える。
ブライト
「そういえば俺たちの世界の神殿は壊されてたよな。たぶんヘイズたちがやったんだろうが・・・
この世界ではどうなんだろうな?」
フレア
「なら・・・どうせ正男たちと合流しに山に戻るんだろ?ついでに行ってみるか?」
フレアの提案にブライトはうなずいた。
ブライト
「じゃあ、服をありがとう。俺たちはもう行かないといけないんでな」
住民
「いや、感謝するのはこちらもだよ、ありがとう。気をつけてな」
ブライトとフレアは服を手に入れて雪原の村に別れを告げた。
2人は元来た道を戻りだす。