再び大陸へ

ライドルは悲鳴のような鳴き声をあげながら逃げて行った。
ブライト 「ふぅ、なんとか追い払ったか・・・」
ブライトが一息ついていると、しばらくして正男が海中から顔を出した。
正男 「ぶはっ!・・・おっ、ブライト。なんかイルカとすれ違ったんだが・・・どうしたんだ?」
小島に上がった正男はブライトに聞く。
ブライト 「いや、気にしなくてもいい。それよりこれからどうするか・・・」
ブライトは海上を見つめて言う。
ブライト 「もう1回潜ってフレアたちを探すか・・・しかし神殿も参道も完全に浸水してるだろうしな・・・」
正男 「だいたい潜るったって俺たち何の装備もないんだろ?近くになんかないのか?」
正男は小島を調べる。
しかし完全に何もない、ただの自然の小島のようだった。
ブライト 「フレアたちが俺のようにどこか別の場所に何かの方法で行った・・・?
     俺が戻ってこれたんだから・・・3人ともまた会えるかもしれないな・・・」

ブライトは腕を組み考え、
ブライト 「最初の通り、大陸のほうに行こう。ここにいても何もできないしな。」
正男はブライトに聞く。
正男 「おいっ、3人はどうするんだよ?」
ブライト 「装備も何もなしじゃ助けにも行けないって言っただろ?
     それに万が一だが・・・神殿のどちらかの参道に流されたなら、参道の出口で会えるかもしれない。」

そこでブライトはフレアの話を出した。
ブライト 「確かフレアが大陸の仲間、おそらくコロナから手紙が来たって言っただろ?
     つまり、3人が着いたのがさっき通ってきた方の参道でも、俺たちが反対の大陸に着けば手紙で連絡がとれるってことだ」

正男はブライトの話を理解するのにしばらく考えてうなずいた。
正男 「うーん・・・わかったような気もするが・・・よし、なら行くか」


トップへ/ 正男トップへ/ ストーリー正男トップへ/ White To Zeroトップへ