ヘイズ
「ぶふっ!?」
ブライトに背中を蹴られたヘイズは滑りながら砂の中に倒れこんだ。
ブライト
「ふぅ。さぁもう逃げられないぞ。霧について聞かせてもらおうか?」
しかしヘイズはふらふらと立ちあがると再び服から白い玉を取り出した。
正男
「んっ?また霧か?さすがにこの距離とその体力じゃ役に立たんぞ?」
後から追いかけてきた正男が言う。
ヘイズはふふふと笑うと言った。
ヘイズ
「・・・確かにそうかもしれないけど・・・この玉から出る霧は普通の霧じゃないよ?」
浩二
「・・・えっ?もしかして・・・」
正男たちが動き出す前にヘイズは玉を投げ付けた。
すると再び霧が周りを包んだ。
ブライト
「くそっまた逃げたか!だがあいつも弱ってるしすぐ捕まる!」
ブライトはいち早く走り出しヘイズを追った。しかし、
ブライト
「んっ?」
走っていると突然地面の感触が柔らかいものから硬く変わった。さらに、
ブライト
「うわっ!?」
今度は地面が消えた。
とっさに対応できずブライトは落下する。