合流

ビッグリンレオ「キャンキャン・・・
正男に踏みつけられたビッグリンレオは鳴きながら(泣きながら?)グリンレオたちとともに去って行った。
正男 「ふぅ、片付いたか・・・」
正男は一息つく。浩二も座り込む。
浩二「たっ助かった〜・・・」
正男の戦いを見ていたブライトは感心しながら、
ブライト 「正男、お前なかなか慣れてるんだな。」
正男 「まぁ以前にいろいろあったからな・・・いやそれより浩二!お前なんでここに!?」
正男は思い出し、浩二に向き直る。すると浩二は、
浩二「そんなの僕だって知らないよ!帰りに急に霧が出てきて家がどっちかわからなくなっちゃって、急に霧がはれたと思ったら
   知らないところに来てて。おまけにちょっと段差から降りたらさっきのライオンの上に落ちちゃって追っかけられて・・・」

正男 「ああ、だからお前逃げてたのか・・・」
ブライト 「・・・どうやら正男と同じで知らないうちにここにきてしまったようだな。」
浩二はそこでブライトに気づく。
浩二「・・・そういえば兄さん、この人だれ?」
ブライト 「んっ?俺は・・・」
正男とブライトはこれまでのいきさつと今の目的地などの話をダイジェストで浩二に伝える。

浩二「・・・じゃあこれからブライトさんの家があるその・・・『木漏れ日の森』だっけ?・・・に行って話を聞くの?森の守り神に?」
ブライト 「そうだ。そいつが調べた結果にお前たちがここにきてしまったわけがあるかもしれない。あ、それとブライト、でいいぞ。」
浩二は理解しうなずく。そして疑問を口にする。
浩二 「でも・・・本当に霧なんかで草原が消えるの?」
浩二の疑問にブライトはポケットから普通の石を取り出して答える。
ブライト 「もちろんだ。・・・これは正男と会う前にさっきまで霧に覆われていた草原で拾った・・・ん?」
正男 「・・・別にどこも変じゃないんだが・・・」
3人は石を見る。がどこにも異常は見当たらなかった。
ブライト 「変だな・・・さっき俺が拾った時は不自然に欠けてたんだが・・・」
ブライトは首をかしげる。
ブライト 「・・・まぁいい。とにかく森へ向かおう。正男と浩二が元の場所に変える方法もこの霧のこともあるいはわかるかもしれない。」
正男 「そうだな。そろそろ帰りたいしな。行くぞ浩二。」
浩二 「あっうん。」
浩二が合流し3人となった彼らは現状を知るために再び森へと歩き出した・・・。


トップへ/ 正男トップへ/ ストーリー正男トップへ/ White To Zeroトップへ