洞窟を出ると雪は吹雪に変わっていた。
ブライト
「・・・どうやら山の真ん中に出てきたようだな」
ブライトはあたりを見渡す。
浩二
「・・・でも神殿はどこだろう?まだ登るの?」
ブライト
「確かに、ここまで来るとなんか妙だな。入口を見逃したりはしていないよな?」
ブライトはフレアを見た。
フレア
「特に入れそうなところは・・・ん?」
そこでフレアが何かに気づいた。
ムーン
「・・・なんか鳴き声がしますね。鳥・・・でしょうか?」
正男たちも耳をすませた。そして正男は岩の奥をのぞく。
正男
「おっ、なんか巣があるぞ」
正男が指さした先には鳥の巣があった。中には数匹の雛がいる。
浩二
「でも親鳥が・・・あっ、いた!」
浩二は空を指さす。大きな鳥が巣に向かって降りてきている。
ムーン
「・・・あの、あの鳥が向かってきてるのって巣じゃなくて・・・」
すると鳥が正男たちに向かってきた。
正男
「おいおい!なんか俺たち敵と間違えられてるぞ!」