雪で出来た堤防を越えると何か騒がしかった。
見るとここに住んでいると思われる人たちが何かを隠れて見ている。
ブライト
「なっ、何かあったのか?」
ブライトは近くにいた住人に聞いてみる
住民
「・・・と言うか君たちまで何だその格好は?」
半袖に対して疑問を持たれてしまった。
フレア
「いや、ちょっと色々とあってな・・・。ここなら服が見つかるかと・・・へっくし!」
フレアがくしゃみをする。
住民
「服?そりゃああるが・・・今それどころじゃないんだ。ほら・・・」
その人はこの雪の堤防に覆われた村の中心部と思われる場所を指さした。
そこには大きな丸い体の生物が跳ねまわっていた。
住民
「ありゃあボーラベアというこの辺に住むシロクマでね・・・堤防を飛び越えてこの村に入ってきたんだよ。
さっきから村中飛びまわってて安心して動けないんだ・・・」
良く見ると家の屋根がつぶれていたり、雪に跡が残っていた。
フレア
「なっ、なら・・・ぶぇくし!」
ブライト
「わっわかった。なんとかあれを追い払ってみる。だから服を用意しておいてくれないか?」
ブライトは肌をさすりながらボーラベアに向かって歩いた。
住民
「えっ!?おっおい、危ないぞ!?」