塔の中に入ると少し天井の高い広い部屋に出た。
浩二
「うわぁ・・・なんだか静かで重々しいね」
ムーン
「それなりに明るいですけど・・・でも前に進むのがためらわれます」
浩二とムーンは目の前の光景に少し驚いた。
正男
「何言ってんだ、さっさと進もうぜ」
正男は前に歩きだした。そして止まる。
正男
「・・・?なんか体がいつもより鈍い気がするな・・・」
ムーン
「えっ?そういえばそんな感じがしますね・・・」
浩二
「そう?僕はあまり感じないけど・・・むしろ軽くなった気がするよ」
正男は首をかしげたが再び歩き出した。