参道を泳いでいくと、目の前に岩が積みあがって道をふさいでいた。
正男
「(おい、何だこれ?)」
ブライト
「(流されてきた岩がこの狭い場所にたまったんだな、しかしどうするか・・・)」
水の中では岩をどけるのも苦労する。
正男
「(おっ、ここに通れそうなところあるぞ?)」
正男が指さしたのは床に開いた大きな亀裂である。
水没前は穴であり、地下水のたまっていたであろう場所だった。
ブライト
「(・・・少し面倒だが、遠回りするか)」
2人は亀裂の中に体を入り込ませた。