正男
「っていうか・・・大陸ってどっちのほうだよ?」
正男がブライトを見る。
ブライトははっとしてあたりを見渡す。
ブライト
「・・・しまった、さっきは逃げることを考えてたから方向には気を配らなかった・・・」
ブライトはライドルのことを正男に説明した。
正男はすれ違ったイルカか、と納得する。
ブライト
「・・・とりあえずこの島を出よう。下手したら仲間を呼んでくるかもしれないしな・・・」
正男
「そうか・・・おっ、向こうにけっこうでかい岩場があるぞ?」
正男の指さす方向には、確かに今2人がいる所より大きい小島があった。
正男
「あそこに行こうぜ。何かあるかもしれねぇぞ。」
正男は先に海へ飛び込んだ。