水に満たされた神殿の入り口から4人は入った(浩二は正男に引っ張ってもらった)。
すると目の前に広がっていたのは、
ブライト
「なっ!?これは・・・『霧化の霧』!?」
神殿の中は真っ白になっていた。
さらに目を凝らすと床や壁がところどころ壊れていた。
浩二
「うわぁ、ここも荒れてるね・・・」
正男
「・・・なんでここだけ霧が出てんだ?ここまで何ともなかったぞ?」
フレアが推測する。
フレア
「・・・今の入り口にたまってた海水のおかげだな。
どこからか流れて神殿の入り口をふさいだおかげで霧が外に出なかったのさ」
さらに付け加えて言う。
フレア
「ここの神殿は向こうの大陸からも参道がつながっている。そっちから流れ込んできた可能性もあるな・・・」
そこで浩二は天井を見る。
浩二
「・・・ねぇ、ここじゃ『太陽片』を集めても日光が届かないよね?どうするの?」
フレアはうーんとうなる。
フレア
「・・・確かこの神殿の中に太陽光の代わりになる石があるらしいけど・・・」
ブライト
「・・・なるほど。『太陽片』を集めたらその石の光を使えばいいんだな?」
ブライトの問いにフレアはうなずく。
フレア
「でも、代わりだからな。多分『太陽片』はいつもより多くないとだめだなぁ。」
そこでブライトは袋に入れていた余りの太陽片を見る。
ブライト
「・・・じゃあ、この神殿でいくつか探してみよう。それをこの数と足せばなんとかなるかもしれない。」