泉から上がった3人の前にはリフルの像が並んでいた。
その先には大きな穴があり真ん中にある高台に向かって橋が伸びている。
正男
「なんだありゃ?」
ブライト
「リフリーのいるところさ。あそこに行けば姿を見せてくれるはずだ。」
ブライトはそこである方向に目を向ける。
ブライト
「正男に浩二、悪いが先に2人はリフリーと話しててくれ。俺はちょっと向こうの井戸の様子を見てくる。」
ブライトが指さした遠くには確かに小さく井戸が見えた。
浩二
「井戸?どうして?」
ブライト
「・・・この森を出る前に、あの井戸の中が白くくもっていたんだ。」
浩二はそれで気づく。
浩二
「えっ!?もしかして草原のときみたいな霧!?」
ブライトはうなずく。
正男
「・・・でもなんで霧は外に出てこないんだ?」
ブライト
「リフリーが力を使って霧の浸食を防いでいるから今は大丈夫だ。ただ一応様子を見てこようと思ってな。」
浩二
「わかったけど・・・どうすればリフリーに会えるの?あの高台、誰もいないけど?」
ブライト
「さっき言っただろ?あの上に行けば勝手に出てきてくれるぞ。じゃあ」
ブライトは小さな足場を渡って井戸のほうに向かった。
正男
「・・・とりあえず俺たちはこっちに行くか。」
浩二
「うん」