正男
「ふぅ、やっと湖を渡ったか・・・」
正男は一息つく。
正男
「・・・ところで俺たち、今どこに向かってるんだ?」
ブライト
「・・・ずいぶんと遅い質問だな。まぁいい、『木漏れ日の森』さ。俺の家がある。」
正男
「何だそりゃ、また聞いたことのない場所だな。」
正男はため息をつく。ブライトは続ける。
ブライト
「森には、まぁ・・・守り神とでも言うのか、そんな奴がいる。あいつにあの霧について調べてもらっているところだ。
もしかしたら何か・・・おい正男?」
ブライトは正男があたりを見待たしているのを見て話をやめる。
正男
「・・・何か声がしね?・・・向こうか?」
ブライト
「・・・?」
二人は耳をすませる。
???「わあああああああああああ」
ブライト
「・・・確かに聞こえるな。こっちに近づいてきているようだ。」
正男
「・・・!?おい、この声って・・・」
正男はその声を聞いてあわてて声の方向に走る。そして正男が見たのは、
正男
「・・・!?こっ浩二!?」
ブライト
「なに、正男の弟か!?」
そう、声の正体は浩二だった。浩二が悲鳴を上げながら走ってきている。浩二の後ろから緑色の巨体が追いかけてきていた。
ブライト
「あれは・・・グリンレオの親玉か!」
正男
「なんで追いかけられてるんだ!?いや、それより・・・!」
正男は浩二と『ビッグリンレオ』に向かって走る・・・。