日時:2025年1月22日
場所:高岡市ふれあい福祉センター
こんばんは!世の中はなにやらインフルエンザが大変流行っているという事ですが、お変わりありませんでしょうか?さて本日は富山県健康課より講師の森本様をお招きして「健康寿命日本一」と題してお話しいただきます。
私事ではありますが、昨年秋に妻の両親、88歳と85歳の夫婦ですが、香野苑のレジデンス、マンションの方へ入ることになりました。これを機に義理の父には家族みんなで心配していた自動車の運転をあきらめてもらうことになったのは、良かったのですが、もう普通に歩くのも困難なくらい足腰が弱っておりまして、また義理の母については痴呆症が進んでおりまして、その相手を四六時中している父については、精神面でも心配されるような状況です。そんな二人ですから、何をしようもない、あの部屋で一日、二人テレビを眺めているより他にない生活をしているんだと思います。そんなもんだと言われればそうかもしれませんが、見ていてなんだか虚しさというか、悲しさというか、感じないわけにはいられません。そんなこともありまして、我々はこの先、より健康に生きがいをもって生きていくにはどうすれば良いのか、そのヒントを今日はお聞きできるのではないかと思って楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。 13日の献血の呼びかけにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。後ほどL.波岡章委員長よりご報告いただきたいと思います。
16日17日には国吉義務教育学校と牧野小学校で薬物乱用防止教室にも行って参りました。16日の講師は私、17日の牧野小学校はL.中村清志にお願いいたしました。お忙しい中、L.中村清志、ありがとうございました。明日の中田小学校で、予定していた3校での授業が終わります。どの学校でも、子供たちは熱心に授業を聞いてくれました。質問もいくつもしてくれました。子供たちの純真さや、利発さに触れて、逆にこちらが刺激を受けて帰ってきた次第です。良い体験でした。それでは本日もよろしくお願いいたします。

会長L.山田正樹 挨拶

講師:富山県厚生部健康対策室健康課 主事 森本晴之介
健康寿命日本一を目指して
富山県における健康課題と健康増進施策
本日のお話
①「健康寿命」とは
②「健康」に関する富山県民の状況
③〇〇する人は健康
④県の取り組み(R6年度)
⑤本日のまとめ
「健康寿命」とは
ケガが病気がない人? 悩みがなくていきいきしている?
健康な人ってどんな人?
家族や友人、地域の人に囲まれて充実している?
全て健康の重要な要素
「健康寿命」とは
健康寿命ってどうやって計算するの?
3年に一度の国民生活基礎調査で調査(全国無作為で回答)
「健康寿命」とは
健康上の問題で、日常生活が制限されることなく生活でくる期間の平均
2022年度調査
男性72.06年 女性75.63年
平均寿命ご健康寿命との年月 男性8.89年 女性11.49年
「健康寿命」とは まとめ
●健康寿命とは 日常に制限のない期間の平均
●富山県の健康寿命は短縮しており、平均寿命との間に男性で約9年、女性の差がある。
●「平均寿命」と「健康寿命」との差を縮め、不健康な期間をなくすることが重要
「健康」に関する富山県民の状況
さて問題です。何の数字でしょう?43.0%
「健康」に館sじゅる富山県民の状況
正解は・・・・「生活習慣病でなく亡くなる方」の割合
がん23.7% 心疾患12.6%脳血管疾患6.7%老衰14.7%肺炎4.6%不慮の事故3.7%
誤嚥性肺炎2.0% その他32.0%
「健康」に関する富山県民の状況
生活習慣病の背景にメタボあり
〇富山県民はメタボリックシンドロームが多い。
〇見た目は太ってなくても要注意!
メダボの人が多いははっきりした理由は不明
〇脂質や塩分の摂りすぎかも?
〇あまり歩かない?
〇運動不足?
〇睡眠不足?
〇早食い?
〇次の基準を目安に、生活習慣を改善してみましょう
まとめ
●富山県では、約半数うの方が「がん」や「心疾患」などの生活習慣病で亡くなっている
●メトボリックシンドロームや生活習慣病の予防には、食生活や運動習慣をはじめとする
生活習慣の見直しが必要
〇〇する人は健康
さて、問題です。正しいのはどれでしょう?
①本を読む人は健康
②自転車に乗るひとは健康
③「自分は健康だ」と思っている人は健康
全て正解です。
本を読む人は健康「本を読む人」の方が「本を読まないひと」より、約2年寿命が長い。
自転車に乗る人は健康?心血管疾患で死亡するリスクは半分以下に低下、がんやそれ以外の死因による死亡リスクも6割程度低下。
「自分は健康だ」と思っている人は健康?
自分は「健康でない」と感じている人は「健康である」と感じている人よりも死亡リスクが高い。「健康だ」と感じていない日本人35.4%
県の取り組み(はじめに)
〇数値が悪化しているもの
〇減塩が進んでいない
〇働き盛り世代の数値が良くない
県の取り組み(機運の醸成)
富山県健康づくり県民会議
「とやま健康企業宣言」の推進
とやま健康経営企業大賞
県の取り組み(運動習慣の定着)
働き盛りの健康づくり支援(健康ポイント)事業
ウォークビズ富山県民運動推進事業
県の取り組み(食生活改善)
栄養の火・栄養習慣普及啓発推進事業
食生活改善クッキング開催事業
「とやまフレイル予防フェスタ2024」の開催
フレイル予防に向けた食生活改善普及啓発事業
県の取り組み(熱中症対策)
県の取り組み
たばこ対策関連事業
富山健康応援プロジェクト
かん行程締結企業とのがん検診受信率向上コラボ作戦事業
県の取り組み
今後の施策展開の方向性
①望ましい生活習慣の確率のための食生活の改善や運動習慣の定着、生活習慣病の予防
②特に、無関心層や働き盛り世代への対策について、企業とも連携して重点的に取り組む
ヒートショックを予備しよう
●暖かい場所から寒い場所への移動による急激な温度の変化によって、血圧が上下におおきく変動しておこる健康被害
●ヒートショックが脳血管疾患や心疾患の引き金となっている可能性もある
●正しい入浴方法を身につけることで予防可能
ヒートショックを予防しよう
ヒートショックを予防する8つのポイント
①こんなときは入浴を控え用
②温度と時間の目安を知ろう
③脱衣所や浴室を暖かくしよう
④入浴前後の水分補給を忘れずに
⑤入浴前は家族に声をかけよう
⑥かけ湯をしよう
⑦浴槽からゆっくり出よう
⑧転倒に注意しよう
高齢期の健康づくりのポイント
中年期まで
主にメタボに注意して心臓病や脳卒中といった佳克習慣病の予防が重要
高齢期になると
病気の呼ぼや持病の悪化を防ぐkとに加え、心身の機能の低会(フレイル)を防ぐことが大変重要
高齢期の健康づくりのポイント
フレイルって何?
病気ではないが、加齢とともに運動機能や認知機能等が低下し、虚弱となった状態=「健康」と「要介護」の間の段階
チェックしてみましょう
①体重が減った
②ここ2週間、わけもなく疲れるように感じる
③握力が低下したと思う
④歩くスピードが遅くなった
⑤1週刊に1度も軽い運動やスポーツをしていない
フレイルを予防する3つのポイント
1.運動習慣の維持
2.食生活の改善
3.積極的な社会参加
本日のまとめ①
〇「健康寿命」とは日常生活に制限のない期間の平均
〇富山県の健康寿命は延びているものの、平均寿命との間に男性で約9年、女性で約12年の差がある。
〇がんや心疾患などの生活習慣病で亡くなる方は約屋ン数宇
〇メタポリックシンドロームや生活習慣病は生活の質の低下させ、医療費の増大を招き、働く世代の負担増につながるため、社会全体の問題として健康づくりに取り組む必要がある。
本日のまとめ②
〇県では、「健康寿命日本一」を目指した望ましい生活習慣・健康づくりを県政の重要な目標の一つとしている。
〇生活習慣病の予防には、
①ウォーキングなどの運動習慣の定着
②塩分摂取の抑制や野菜摂取などの食生活の改善
③十分な睡眠などの休息
④禁煙や受動喫煙の防止、節酒
⑤歯・口腔の健康など、基本的な生活習慣の改善が大切
本日のまとめ③
〇県民一人ひとりが健康づくりの意識を向上させることが大切
①家庭、学校、職場、地域などが一体となぅって健康づくりを実践できる環境づくるが重要
②社会との関わり(町内会活動、サークル活動など)を積極的に持ちましょう
③入浴事故(ヒートショック)や熱中症にも注意しましょう
④フレイルを予防しましょう