ライオンズクラブ国際協会334-D2R1Z 高岡アラートライオンズクラブ

第210回例会 
    
 

日時:2023年9月20日(水)
場所:高岡市ふれあい福祉センター



会長挨拶 L.中村清志 (第208回例会)
  暑さ寒さも彼岸までという言葉は知っていましたが、ここまで暑い日が続くとは思いませんでした。エアコンをつけなくてもいい、さわやかな秋が待ち遠しいです。
 前回この会場でおこなった例会から1か月の間に、ホテルニューオータニ高岡でガバナー公式訪問例会が、先日は高岡イオンにおいて献血活動がおこなわれました。それぞれの場面で皆さんには大変御世話になりました。
 献血会場では、皆さんの血液型をちらほらお聞きすることがありましたので、
関連のお話をします。私は民間会社勤めの際に、営業所の社員さん30名弱全員の血液型を教えてもらい、部署の割り振りをする際に参考にしたりとか、懇親会の座席を決める際に血液型ごとに固めたりとかしたことを思い出しました。AB型の方が意外と多い営業所で、O型の私としてはやりにくい場面が多々ありました。さて、血液型は「個人情報」でしょうか。調べてみましたところ、「趣味」も同様に「血液型」はそれ単体では個人情報に該当しないのですが、氏名などの特定の個人と一緒に登録されていればすべてが個人情報に含まれるそうです。
血液型による性格判断とか相性とかを書いた本など、これまで興味をもって読んだことはありませんが、O型に当てはまる性格かどうか・・自分のことは自分が一番知らないので、他人さまから客観的に評価いただきたいと思います。
 本日は社会福祉協議会から田畑係長にお越しいただき、先般の豪雨災害時に立ち上げられたボランティアセンターの活動報告、そして山田ライオンによる活動体験スピーチです。宜しくお願いします。本日高岡市議会の本会議でも、複数の議員さんがボランティアセンターの運用実績と今後の課題を質問していましたが、大筋では評価していただいてました。

会長L.中村清志

誕生月 L.蓑健太郎 L.髙橋明大

 L.山田正樹

高岡横田郵便局長の山田と申します。私が被災地へ行って災害支援を行うようになったのは、10年前に高岡アラートライオンズクラブに加入したことがきっかけです。
アラートと名前にある通り、
このクラブは2011年の東日本大震災をきっかけに、これから起こり得るだろう災害に迅速に対応して、災害支援を行うことを主とした目的として2013年に作られました。そのクラブ設立の時に誘われて、設立時のメンバーの一人となりました。
これまで、20159月茨城県豪雨で被災した常総市での炊き出し、
20165月熊本地震で被災した御船町での炊き出し、
201910月台風19号で被災した宮城県丸森町での炊き出し、
20208月山形県内豪雨で大石田町へこの時はタオルや雑巾などを届けに行ってきました。
この他にもクラブとしては、私は参加していませんが、201867月の西日本豪雨の時には広島の呉市へ、
今年20235月珠洲市の地震でも物資を届けたりしています。被災地に行くときの移動はトラックと自動車です。トラックに水やタオルなどの物資を載せていきます。被災地へ行くときの活動メンバーは610人前後です。クラブメンバーは40名じゃくいますが、全員で行くわけではありません。そのタイミングで行くことが可能な、体もわりかし健康な人間が参加します。私は、幸いと言っていいのかどうか、災害が発生し、よし行くぞ!となった時には、スケジュール的にも、体力的にも融通が利いたので、これまでいくつもの被災した現場の状況を目の当たりにしてきました。特に印象に残っているのが熊本地震の時でしょうか。崩れかけのお家や、裂けてしまった道路など、これまでテレビ越しにしか見たことのなかった景色が目の前の現実としてそこにありました。電気もガスも水道も止まった御船町で、豚汁をこうした大きな鍋に作って町内の方々に食べていただきました。町からは菓子パンや弁当などは支給されていたのですが、火の通った温かい食べ物を食べたのは久しぶりだと喜んでいただいたのを覚えています。
これまでは、もっぱら他県で発生した災害の支援に行っていました。心の中のどこかで自分がいる富山県には地震もないし、水害も起こらないような思い込みをしていました。今年712日から降り続いた雨で県内のいたるところで、土砂崩れや、浸水の被害が発生しました。
715日高岡市の社会福祉協議会に災害ボランティアセンターが設けられました。初めてのことだと思います。申し出のあった被災したお家からのニーズに対して、それをお手伝いしようと集まったボランティアの方々を受付して、じゃ、あなたはここへ、あなたはあそこへと割り振ってスコップや一輪車などの道具と一緒にボランティアの方々を現地に運ぶ役割を担います。今回、高岡市の災害ボランティアセンターは715日から810日まで開設され、私はこの間、計4回、にんそくとして高岡市内のお宅の泥水に使って廃棄するしかない物の運び出しや、敷地内にたまった泥の掻き出しなどに参加しました。ボランティアセンターの方に伺うと、土日は30名ほどの人手が集まるようですが、平日は全然集まらなかったようです。私も土日のみの参加でした。土日にはそれこそ、東京や大阪などからも応援に来てくださるかたがいらっしゃるようでした。
71516日、私が行ったのは高岡市守山地区ふたがみのお家。お宅の裏の用水が氾濫して床上浸水となりました。ご要望はお家の一階にあるものは全て泥水に浸かってしまったので処分するのを手伝って欲しいという内容です。10人ほどのボランティアメンバーでテレビやらタンスやら何から何まで町内に数カ所設けられた専用の処分品置き場へ運びます。浸水したのはこのお宅だけではないですから近隣のおうちの方みんながそのような作業をされています。15日だけでは片付かず、次の16日もこのお家を掃除しに行きました。というのもこの夏は毎日が35度を超える猛暑日が続きましたが災害ボランティアセンターが開設されていた810日までのこの間も毎日暑くてですね、せいぜい1〜2時間作業するのが精一杯でした。シャツは汗だく。埃っぽいんでマスクをするとマスクの中がビシャビシャになるわけですよ。このお家は床下に泥が溜まってしまったんですけど床板を外してくれる業者さんが手一杯ですぐには来てもらえないということでこの段階では泥はすくわずに物の廃棄までで作業をおえました。
2週間後の729日の土曜日にまだニーズがあるということでボランティアセンターは引き続き開設されていました。今回は高岡市福岡地区赤丸。家の裏を幅34メートル程の用水が流れ、そのまた奥に山が切り立っていたんですが、その斜面が崩れて土砂で用水を埋めてそれで流れてきた大木などが堰き止められてお宅の敷地を用水からの土砂が流れていったということです。おそらくは高岡市内で1番被害が大きいお宅だろうということでした。
止めてあった自動車が50メートルほども押し流されてダメになってしまったということでした。自宅の床下の泥はそれまでの作業ではこび出されたようでこの日はコンクリート敷の納屋の中の床の泥汚れを洗い流す作業と庭に堆積した泥を土嚢袋に詰めて運び出す作業を10人ほどの人手で行いました。家主さんは、作業を終えボランティアが帰る車を、最後の一台まで頭を下げてお見送りされていらっしゃいました。87日これが私の最後の作業の日となりました
がこちらも高岡市福岡地区の大きなお宅の床下と庭の泥掻きです。今回は1516人はいたでしょうか?一人はおそらく他県からいらっしゃっていたんじゃなかろうか、とても作業慣れしてて床下の泥出しも我々が15分ほど作業をしていたらハイ、交代しますよ〜っ私とあなたとあなた入りましょうっ、皆さんは一度休憩してくださ〜いてなもんで上手に指示を出したり土嚢の詰め方のコツを教えてくれたりしてくださいました。
最後作業していたメンバー皆の写真をその方がみんなで写真撮りますよ~って声かけてくれてですね、撮る時もは~い、撮りますよ~、でもピースはダメだよ〜って言って撮ってくれたりしてました。へ~、確かにねって教えられました。わかります?遊びに来てるんじゃないからねってことですね。ここは被災地だからってことですね。
高校生の女の子が二人運動服着て長靴履いて参加してましたね。君たちえらいね〜って言ったら、いえいえと謙遜していました。高校の野球部の生徒さんとかも別の現場に参加されているのを見ました。床下と庭のあちらこちらの泥を土嚢に詰めていたら数百枚持ってきたはずの土嚢袋がとうとう足りなくなった。連絡したらボランティセンターの在庫もないという。どうする?この日も暑かった。これを理由に終わりたい気持ちもある。作業終わりか?と思ったら、ボランティアセンターの方で今から買い出しに行って持ってくるということになって、しばしの休憩を挟んだのちまたみんなで作業再開、無事に目的を果たしました。 
わたし、今回参加して思ったのは地元のボランティアの参加人数が少ないのではないかと。テレビや新聞でも報道していたのにその割ではないなと思いました。なぜだろうか?一つは私のように富山県は災害とは無縁だし、他人事だわとみんな思っているんじゃなかろうか。もう一つはこのような災害ボランティアセンターのような仕組みがあることをみんな知らない人が多いんじゃないかとか。もう一つはもともと昔から水がつくようなところは過去に自分たちで始末をしてきた経験があるわけだから今更ひとに頼むことを考えないし、その他の人もそんなもんだど考えている人もいたでのではないでしょうか。
災害ボランティアセンターがいつまで続くのかは、その最中はわからなくて、いつも週末になって、まだやるらしい、参加できるか?みたい感じでしたので、
私、最後の方になって思いついたんですけども、ああ、こんな時に郵便局長会に応援頼めばよかったなと。作業するとなれば人数が多い方がはかどるわけですから、またこのようなことが今後起こりうるわけですから、その時は全員が防災士である郵便局長会に呼びかけて会をあげて地域のためにみんなで奉仕に尽力すべきであると思った次第であります。どうぞ皆さんその時はご協力よろしくお願いいたします。

演題「高岡市災害ボランティアセンターの取り組み」
高岡市福祉相談センター 係長 田畑吉史様
富山県内における災害ボランティアセンターの立ち上げ実績について
平成20年2月24日下新川海岸高波災害 入善町:2月25日~3月2日開設
ボランティア受付数 1,129名
平成20年7月28日南砺市豪雨災害 ボランティア本部立ち上げず。
平成20年7月30日~8月3日 ボランティア受付数524名
令和5年6月28日、7月12日豪雨災害 立山町:本部立ち上げず
通常業務として対応 令和5年7月1日~7月11日 ボランティア受付数166名
令和5年7月12日豪雨災害 高岡市:令和5年7月15日~8月10日
ボランティア受付数332名
令和5年7月12日豪雨災害 小矢部市:令和5年7月18日~8月17日 
ボランティア受付数39名

◇高岡市災害ボランティアセンター設置について
1.7月12日の大雨による被害状況について(8月1日現在)
(1)人的被害なし
(2)住家被害(家屋調査結果より/調査総数394件)
床上浸水10地区 47件
床下浸水19地区 229件(住家 165件、事業所や車庫など64件)
総数19地区276件

2.ボランティアの受け入れ委状況(8月10日現在)
(1)活動日数 13日(7月15日~8月10日※8/10閉所
(2)活動者数(延べ)332人(最高54人、最低7人)
(3)年齢層
 年代 10代   20代 30代  40代   50代 60代   70代  80代  計
 人数 25   9  41  80  94  52  29  2  332
(4)出身地
高岡市200人 県内他市85人 県外者47人 計332人

3.支援依頼の状況
(1)依頼数(延べ) 55世帯
(2)活動地域 福岡町西五位、福岡町赤丸、成美、二上、守山、川原
(3)主な活動
・敷地内、床下、側溝の泥出り、・土嚢づめ・畳、家具の搬出
・災害ごみの運搬・室内の掃除、床拭き
4.協力団体
高岡地区6ライオンズクラブ連絡協議会+高岡伏木ライオンズクラブ(災害協定締結団体)
高岡青年会議所(災害協定締結団体)
北陸電力、連合富山、高岡龍谷高等学校野球部、博労防災士、天理教災害救援ひのきしん隊、
北陸コカコーラボトリング、高岡法科大學、県、呉西地区社会福祉協議会
県外
Vネット岐阜県、風組関東京都、レスキューストックヤード愛知県


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富山県アイバンク献眼登録のお願い L.燕昇司信夫

 

高岡アラトライオンズクラブ事務局

TEL 0766-22-1755 FAX 0766-22-1765
メール t-alert@p2.tcnet.ne.jp




 









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例会風景

プレゼン

プレゼン

プレゼン画面

9月18日献血啓蒙活動報告
L.関勝

出席率の報告L.燕昇司正夫

テール・ツイスターL.波岡章
相撲:朝乃山 勝ちました笑顔

ガバナー公式訪問の運営について
L.福井宗豊

ガバナー公式訪問無事終え感謝の言葉
CN10周年に向けて皆の力を結集しよう
L.山道樹里





















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