ライオンズクラブ国際協会334-D2R1Z 高岡アラートライオンズクラブ

日時：2022年1月14日午後1時45分～2時30分
場所：国吉義務教育学校
対象学年:6年生29名 欠席5名　
高岡アラートライオンズクラブ参加者
講師：L.名免良秀仁　パソコン操作：L.燕昇司信夫　会長L.関勝
L.中村清志　L.今川強　L.藤沢強
保護司：安井登

校長　寺田恵の挨拶
　六年生にこのような薬物乱用防止教室を開催されたことに感謝申しあげます。
ライオンズクラブはどんな活動をしているかと言えば東日本大震災や熊本大地震などの災害に一早く現地で活動等をしておられます。アラートという言葉を日本語では緊急事態のような意味です。そしてボランティア活動の一環として薬物乱用防止について六年生の皆さんに説明されます。大きくなればこの薬物乱用防止教室の意味が分かると思います。最後に今日の授業の事を脳裏に刻んでください。

会長L.関勝　あいさつ
　実は小っちゃなころ、国吉小学校・中学校に通っていました。この地域は自然豊かな学校であったことが思いだされます。
　皆さんにはお父さんお母さんがいます。ご両親に孝行することは大変重要なことです。親を悲しめることはゼッタイしないで、喜びを与えることが将来の皆さんに健康な生活と豊かな未来が待っています。薬物乱用防止の授業を命にしっかり刻んで受けてください。

講師：L.名免良秀仁　

1.     ▼皆さんこんにちわ！高岡アラートライオンズクラブの名免良秀仁です。これから皆さんの人生にとって大切な「薬物乱用防止」のお話をします。
2..     ▼私の話のあと、その内容をさらに詳しく、▼DVDで紹介します。私の話とDVDの内容は一部ダブります。DVDはテンポよく、より幅広い内容を伝えますし、初めて聞く言葉も出てきます。それを一気に理解し自分の知識にするのは難しいと思います。そこで、あらかじめ要点を私から話し、DVDで総合的に紹介する方法をとります。▼また授業の後、教室で、わかりやすいマンガで20ページの薄い本と▼パンフレットを配っていただきます。本とパンフレットには今日勉強した内容が書いてありますので、おうちへ帰って、家族の方々と一緒によく読んでくださるようお願い致します。
3.     ▼「薬物乱用防止」がなぜ大切なのか。それは、あなたたちの大事ないのちにかかわることであり、家族の幸福・不幸にかかわることであり、社会にとっても大変大事なことだからです。
4.     ▼人間は、この世に生まれて、幸せな一生を送る権利と、▼幸せな一生を送れるように努力する義務があります。▼そのため、社会の悪である薬物乱用の怖さを知り、その被害に合わないように勉強をする必要があります。
5.     ▼薬物って、体の調子の悪い時、お医者さんや薬屋さんでもらうあれっ？とおもうでしょ。広い意味ではその通りです。しかし、今ここでいう薬物とは、悪魔の薬物、一度試したらやめられなくなり、自分の人生がめちゃめちゃになる恐ろしい薬物のことなのです。▼えっ！そんな薬物があるの？と思われませんか。実はたくさんの種類があり、この地域でもそれを持っていて、あるいは使用して逮捕され処罰される事件が毎年たくさんあるのです。▼薬物は、お医者さん、薬屋さん、保健の先生、家族以外からもらってはいけません。▼また乱用というのは、正しい目的から外れた使い方を言います。1回だけでも乱用です。
6.     薬物乱用の入口として乱用されているものに、▼違法（脱法、合法）ドラッグ、▼脱法(合法)ハーブ、▼ガスパン、▼シンナーなどがあります。　　薬物乱用の入口として乱用されるものに、違法（脱法、合法）ドラッグ、脱法（合法）ハーブ、ガスパン、シンナーなどがあります。違法ドラッグとは、法律に違反する薬、脱法ハーブとは、法律で禁止されている網をくぐって販売されているお香など香りのする草で、悪魔の薬物と同じ作用や脳への害があります。困ったことに、合法と呼ばれていることもあります。合法とは法律に合っているという意味で、まるで法律で認められているかのような印象を与えますが、違法、脱法と同じです。ガスパンとは市販のガスやライターのガスを吸う危険な遊びのことです。シンナーは薬物ではなく、工業用の化学薬品で、塗料を溶かす時など使われるもので人間の体には害があるのですが、これをビニール袋に入れて吸う人がいます。これらの乱用は、タバコを吸い始めた人が、次の段階で面白半分で行う場合が多く、薬物乱用の入り口になっています。
7.     ▼次に代表的な悪魔の薬物である覚せい剤についてです。法律で、持っているだけで処罰されます。もちろん一度だけも使えば重い罪になります。罪になるだけでなく、その人の人生や家族の生活がめちゃくちゃになってしまいます。「よーし、覚せい剤は怖いものだと覚えておこう！」と思われるだけでは不十分です。▼名前を変えて忍び寄ってくるからです。エス、スピード、アイス、シャブなど隠れた別の名前も持っています。
8.     ▼もう一つ、MDMAを紹介しましょう。▼別名エクスタシー、バツ、タマともいいます。まるで、キャンディのようでしょう。これがまさか悪魔の薬物とは思えないくらいかわいい格好をしています。しかし毒性は強く、少量でも神経系統や脳を破壊します。薬物乱用でいったん破壊された脳は、二度と元には戻りません。生卵を目玉焼きにしたら、もう生卵に戻らないように。大根が沢庵になったら、元のダイコンに戻らないようにです。このほかにも種類がありますが、それはこの後のDVDで紹介されます。
9.     ▼怖い依存症についてお話しします。これらの薬物は体に入ると、最初はその効き目で、例えばすっきりした気分になります。▼しかし5時間ほどで効き目が薄れ、▼激しい疲労感や、不安感に襲われるようになります。▼そうするとその不快感から逃れるため、また薬を使用します。このように薬が切れると薬が欲しくてたまらなくなります。これを繰り返すと、同じ分量では効かなくなってきます。▼だんだん多くの量を、▼短い間隔で使うようになるのです。
10.  ▼これは依存症といって、▼自分の意志では止められない怖い病気なのです。依存症から精神病・心の病気・頭の病気になって行きます。11.  ▼薬物乱用の怖さとは、たった1回の使用から、繰り返し使うようになることです。そして止められなくなります。薬が欲しくてたまらなくなれば、何としても買おうとします。だんだん自分のお金も無くなり、家族のお金を黙って使ったりしますが、それでも足りなくなり、人のお金を盗んでも欲しくなり、犯罪をおかすことになります。家庭が破壊され、自分は警察に捕まり、刑務所へ入れられてしまうのです。死刑になる国もたくさんあります。
12.  ▼どうしてそんな薬に手を出すのだろう。甘い言葉のワナ…最初は無料、つまりただで、「これはやせ薬だよ」とか「疲労回復剤だよ」とか「気持ちが良くなるよ、覚せい剤みたいにヤバイ薬じゃないよ」とかうそをついて、覚せい剤やMDMAを使わせます。だんだん薬から離れられなくなった頃、本性を現し、数万円もの現金を払わないと売ってくれなくなります。
13.  ▼精神が狂い、突然、通行人や周りの人に刃物で襲いかかる犯罪がおきたりします。薬物をずーっとつかっていると精神病になり、「誰かが自分をバカにしているとか、自分を殺そうとしている」そう思い込んで、殺される前に殺してやろうと、いきなり目の前にいる人を刺し殺してしまう殺人事件が発生するのです。
14.  ▼「ダメ。ゼッタイ。」…先輩や友だちから、「ちょっと試してみない？　みんなやってるよ」、「1回だけなら平気さ」、「すっきりするよ、眠気が取れて勉強できるよ」などと言われて、断りづらいなーと思ったら、この「ダメ。ゼッタイ。」という言葉を思い出してください。人生をめちゃめちゃにする恐れのあることを勧めるなんて、そんな人は先輩でも友だちでもありません。
15.  ▼ライオンズクラブは、地域に根差したボランティア活動を行っている、世界最大の奉仕団体です。▼ライオンズクラブは、かけがえのない地域の宝である皆さんの、素晴らしい人生と幸せを心から祈っています。　これで、私の話を終わります。

皆さんと同じ年齢の子供がいます。今日の授業の一部を家庭で薬物について話会ってください。
DVD上映
「ダメ。ゼッタイ。」をみんなで三度大きな声で誓いました。
14:20　終了

質問に答えるL.燕昇司信夫　L.名免良秀仁