愛知 外国につながる子どもの母語支援プロジェクト
事業報告会




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2013年9月28日(土)に名古屋YWCA多目的ホール(ビッグスペース)で当プロジェクトの事業報告会を行いました。
県外からもお越しいただき、40名の参加がありました。

当プロジェクトは、昨年度(2012年度)、 愛知県からの委託を受けて始まったという経緯もあり、愛知県との共催で行われました。

冒頭の愛知県多文化共生推進室からのあいさつでは、母語支援のための予算確保は難しかったこと、しかし、母語は愛知県として取り組まなければならない課題であるとの認識のもと、予算を確保して事業を委託したこと、さらに、その成果を踏まえ、2013年3月に策定された「あいち多文化共生推進プラン2013-2017」において、母語支援を行うことを明記したこと等の説明がありました。


そのあと、さっそく事業報告に入りました。

「プロジェクト結成の経緯と母語に対する私たちの思い」「事業概要」の説明のあと、母語教育等教室の開催状況について、実際の教室の様子を写した写真や実際に教室に関わっている方の話を交えながら報告を行いました。

  

  


次に、母語教育サポートブック「KOTOBA」の作成について報告しました。
このサポートブックは人気が高く、全国から問合せや送付の要望をいただいています。

  

次に、2013年2月に開催した学習会について報告しました。
この学習会では、ニューカマーとして母語教育を行っているABT豊橋ブラジル協会の実践報告のほか、オールドカマーの立場から母語の大切さんを訴えるコリアンネットあいちからの報告を聞きました。
そのあと、参加者一人一人から母語に対する思い等を聞くことができ、とてもいい会となりました。



次に、2013年3月に開催した交流会についても報告を行いました。
この交流会では、母語教室に通っている子どもたちに司会をしてもらいました。それを見て、次回は自分が司会をやってみたい、と言う子もいました。
また、当時、流行していた「江南スタイル」のダンスを、教室の枠を超え、国籍の枠を超え、みんなで踊ったのは感動的でした。

 

こうした事業を踏まえ、ふりかえりとまとめを行いました。

やはり、課題としては、「指導者や教材の充実」「助成金の情報を共有したり、手続きの支援の必要性」ということでした。
また、外国人住民がコミュニティの中で活動することの難しさや、日本人に母語支援を主導してほしくないという声も聞かれたことから、中立な立場での中間支援が求められていることに気づかされました。

そこで、わたしたちは、有志のボランティア団体として再スタートを切ることとし、多くの方に関わっていただきながら、「オール愛知」で子どもの母語支援に取り組み、ひとりでも多くの子どもたちが自分や親のルーツに誇りを持ち、社会で活躍することを願って活動していこうと考えました。

そして、この日、初めて、ボランティアの募集を行いました。

 
インターネットからもボランティアへの参加申込できます

ここで、第一部が終わり、休憩に入りました。
休憩時間中は、世界のお菓子を食べながら、参加者同士の交流が行われました。

  

第二部の交流会では、「コリアンネットあいち母語教室」と「九番団地子どもポルトガル語教室ABC」の活動報告がありました。
いずれも、通っている子どもの体験談があり、楽しく誇りを持って母語教室に通っていることがわかりました。

コリアンネットあいちでも当日の様子を紹介してくれています

当日教室紹介に使った動画はこちらから

Facebookにも当日の様子をアップしていますのでごらんください