第15回 子どもの学びを創る会

日 時 2006年6月24日 13:20〜16:30
場 所 物産観光センター 研修室

テーマ
学習カードやノートの記述から、多様な子どもの学びを見取る
−効果的な指導方法を聞く・見る・真似る−


講話 温かいかかわり合いのある学びの創造
  −聴き合いとつながりを主軸にする学習の展開−

    講師 山邊 文洋先生 (山口大学附属教育学部山口小学校教諭)


※一番下に参加者の感想を載せています。

まずは、お互いの持ってきたノートやカードを見合うことから始まりました。
学習カードだけでなく、ノートの書かせ方についても効果的な方法が話し合われました。
途中の休憩は抹茶と和菓子でくつろぎました。おいしいと大変好評でした。
後半は、山邊文洋先生(山口大学附属教育学部山口小学校教諭)の講話でした。聴き合うことから学習をどのように展開していくのかをお話していただきました。
山邊先生のお話に参加者の皆様も熱心に聴き入っていました。
Q&Aでは、参加者の皆様から日頃の悩みが出されました。
一つ一つのQに、山邊先生は分かりやすく指導してくださいました。
参加者の感想
ノートの作り方から話し合いという流れが自分でもできるとよいなと思いました。今のノートは計算するだけ,考えを書く感想を書くだけになっているなと感じました。ノートを思考の基地とできるようにしていきたいと思います。(長門市内 K先生)
初めて参加させていただきましたが,大変楽しく和やかな雰囲気のもとで学べて楽しかったです。(市外)
子どもたちをつなげるということにこだわった実践を紹介していただき,大変参考になりました。教師としての専門性を「つなげる」「媒介者」というところにももっと見出さなければならないと思う今日この頃です。(長門市内Y先生)
今日はありがとうございました。「こだわり」「つながり」大切にしたいですね。複式学級の中でどのように教師が子どもたちを見取っていくかとても苦労しています。今日はそのヒントがいただけました。ありがとうございました。(市外 N先生)
貴重なお話をお聞きすることができ有意義でした。ありがとうございました。日頃疑問に思っていることが少し解決したように思います。でもこれを生かして実践するのは難しいなあと思います。今後の課題です。まずはフリートークからやってみたいです。(長門市内 K先生)
カードや資料など持参できず,見せていただくばかりで,すみませんでした…。スケッチブックを利用することや,山邊先生の授業の様子など参考にさせてもらえることがとても多く,是非自分もやってみたいと思わされました。実際やってみてからいろいろと疑問や壁にぶち当たると思うのですが,その時はまたよろしくお願いします。(長門市内 A先生)
子どもの考えを見取るためのノートの工夫やカードの書き方について,よい気づきをいただきました。子どもたちの考えがたくさん出てくる授業のためには,とても大切なことだと思いました。これからの実践に生かしていきたいと思います。(長門市内 W先生)
子どもたちが書いたものを上手く次の授業に生かしていなかったと反省しました。いつも私が返して終わりになっていたので,次の授業で全体に広げてみんなで考えていけるような授業づくりをしていきたいと思いました。抹茶とお菓子もとってもよかったです。ありがとうございました。(長門市内 I先生)
参考になることがたくさんありました。頭の中を整理して,できることから早速やってみたいと思いました。学習カードやノートだけでなく,授業で子どもたちの考えがつながっていくための支援も伺うことができ,よかったです。(長門市内 S先生)
実際のカードを見て,具体的なイメージをもつことができた。子ども自身が単元の流れ(本時も)評価,ねらい,振り返りなどが一目で分かりとても参考になった。(長門市内 N先生)
カードを与えることにより,それで終わる安心感というのが今まで自分の中にあったと感じました。どういう目的でどんな力をはぐくみたいかを考えて作っていかなければならないと感じ,これからの授業づくりの新たな課題ができました。授業の中にもつながりがあり,かかわり合いができるということは学級経営もすばらしくかかわり温かいものにしていくと感じました。また,新しい気持ちで学校へ月曜から出勤します。(長門市内 I先生)
ノートやカードをきっかけに授業の仕組み方に話題になり,自分の中にたくわえができました。毎日毎日のことで精一杯ですが,夏休みには2学期に向けて教材研究をし,子どもが育つ授業を目指したいと思います。また,おいしいお菓子とお茶で心和む時間でもありました。ありがとうございました。(長門市内 H先生)
「ついきゅうノート」を通して子どもの視点で学びが進んでいることが参考となった。子どもに課題意識をもたせる工夫が参考となった。(市外 Y先生)
昨年度は自己評価カードの研究をしましたが,子どもがカードを書いただけで終わってしまい,子どもの実態把握にはなりましたが,子どもの思考や意欲をつなげ次の学習に役立つものにはなりませんでした。記述式の自己評価には賛成です。今年度はノートを利用した子どもが自分の学びをつなげる評価に取り組んでみたいと思います。(市外 T先生)
井戸端会議のリラックスできる雰囲気で,普段研修会ではなかなか聞けない,些細だけれど気になる事柄についていろいろ伺うことができたので,とてもうれしかったです。また,カードやノートは日々の授業で欠かせないものだけに勉強になりました。(市外 H先生)
昨年,低学年で取り組んでみたフリートークでいろいろな失敗をした末,何も残らなかったということがあり,今日はなるほどと思える案をいただくことができました。参考にさせていただきます。ありがとうございました。(長門市内 N先生)
日頃なかなか他の先生の授業を見たり,ワークシートなどの工夫を教えていただいたりする機会がありませんので,とても勉強になります。一人ひとりの子どもの「ちっちゃな言動」を見取ることの大切さを改めて思いました。ありがとうございました。(市外 K先生)
確かにカードを作ったら安心していた自分がいたような…。子どもの思いを大切にすると単にカードだけでは限界があることがわかりました。そして,改めてノート作りを大切にしていきたいなと感じました。また子どもがつながり合うような出過ぎない教師の支援が大切だなと感じました。(長門市内 K先生)
頭にも心にも「おいしい」研修でした。うまくいったものにはやはりそれなりの理由がある。またその逆も。自分がやっていることの思いや効果についてもう一度考えてみようと思いました。子どもを大事にしていこうと今日また改めて感じました。ありがとうございました。(長門市内 R先生)
子どもの考えを集約していくものはよいのだが,何らかの方向性を絞っていかなければならないとき,なおかつ,どの子の思いも生かして意欲をそがないようにしたいとき,私たち教師はどのように出ればよいのだろうかと悩む。何度話し合っても平行線で,これ以上進展はないだろうと思えるとき,どうすべきかと考えた。(長門市内 O先生)
学ぶこととばかりで楽しく参加させていただきました。私は非常勤で勤めていますのですぐに実践!というわけにはいかないのですが,今日の研修で知ったこと,学んだこと,やってみたいことを,今後の教育活動に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。(市外 M先生)
先日,研修所の講義で国語の授業では,国語的(な?)活動を大切にして欲しいという話がありました。そのことから,今日提示された国語のノートはしっかりと書くという国語的な活動の時間がとられ,鍛えられているなという感想をもちました。すぐにあそこまでできるものではないと思いますが,とても参考になりました。(市外 K先生)