第41回 子どもの学びを創る会

日 時 2011年8月6日 13:30〜16:30
場 所 長門市物産観光センター 研修室

テーマ
話題提供 誰もが「わかる・できる」算数授業のユニバーサルデザインの構想
  萩市立越ヶ浜小学校 伊藤 幹哲先生

指導講和 通常の学級の子どもの見取りと個別支援

  山口大学教育学部付属特別支援学校 坂井 直樹先生


日程
13:15〜13:30 受付
13:30〜13:40 開会行事
13:40〜14:30 話題提供(伊藤先生)
14:45〜15:30 Q&A,協議
15:30〜16:20
 受指導(坂井先生)
16:20〜16:30 閉会行事 

参加者の質問に丁寧に答えていただきました。算数科のユニバーサルデザイン化のポイントについては,今後も研究する必要があると思います。
当初のQ&A,協議45分間を60分間のグループ協議方式に変更しました。まず,各グループで,自分の算数授業の悩み・改善したいこと(ピンク),伊藤先生への質問・参考になったこと(水色)を記入しました。
各グループ,大変熱心に自分の算数授業や伊藤先生の提案授業を振り返って,ポストイットに記入されていました。
グループ内の意見の分類をしながら,誰もが「わかる・できる」算数授業づくりについて話合いました。(Cグループ)
自分の意見を述べながら,どの枠組みにはいるのか考えていました。コーディネーターが,それぞれの分類を確認したり,マジックで視覚化したりして,しっかり話し合うことができました。
Dグループでは,自分たちの意見と伊藤先生の提案された内容を関連化し,端的に八発表されました。初めて出合った先生方とは思えないほどチームワークのよいグループでした。
Fグループでは,自分の悩みと伊藤先生への質問や参考になったことを重ねながら,学力差に応じる授業について発表されていました。どのグループに先生も3分以内で発表されました。
坂井先生から,「通常の学級の子どもの見取りと個別支援」と題して,講演をしていただきました。
坂井先生は,特別支援教育の視点から,伊藤先生の授業を分析していただいたり,算数授業づくりのポイントを指摘していただいたりしました。参加された先生からも明日の授業づくりに役立つと言われました。
感想

今日はありがとうございました。
 大変勉強になりました。
 全体的な課題を考えるのも大切ですが、授業のこの活動とか、発問とか、子どものこの発言からユニバーサルデザインを考えていくのが大切だと思いました。
 また勉強させてください。
 本当にありがとうございました。 (市内男性)

今日はお世話になりました。7年間で41回。着実に進まれている証ですね。改めてすごさを感じました。
今回の講座で今悩んでいることについて少し先が見えて嬉しかったです。
先日、附属山小の夏セミナーに参加した時も感じましたが、これまで実践の授業記録を見てもほとんど自分の中に入って来なかったのですが、授業を考えるうえで大切なことだなとだいぶ感じられるようになりました。
授業力・特別支援・学級経営・ユニバーサルデザインは全部つながっているんですね。
自分がうまくいかないのは、結局子どもをしっかり見ていなく、そして自分を客観的に眺められていないからだと思いました。
子どもを変えようと思う以上に自分が変わらないといけないですね。
まとめる力、説明する力・・・久しぶりに昔よく味わった「あれ?まずいぞ。」という雰囲気を感じてしまいました。・・・
また学ばせて下さい。8/29下松の公集小学校も行きます。
次回も楽しみにしています。 ありがとうございました。(市内男性)
伊藤先生の授業提案大変勉強になりました。個々の児童のきめ細かな実態把握をしたうえで、授業のどの場面で子どもの良さを生かしていくかを考えて授業されていたことがすばらしいと思いました。
苦手さを克服するための支援と得意さを生かすための支援の両面から考えていきたいと思いました。また、子どもが自分に分かりやすい方法(式、図、絵、具体物、言葉等)を選択して説明できると、さらによいような気がします。本当にありがとうございました。
次回11月の大会にもぜひ参加させてください。
今後ともよろしくお願い致します。(市外女性)
授業の具体を通して,ユニバーサルデザインとは何かをしっかり考えることができました。坂井先生のおっしゃった視覚支援については,もう少し学んでみたいと思いました。山口から来た甲斐がありました。ありがとうございました。(市外男性)
ユニバーサルデザインの研究をされてから,日頃の授業においても実践を継続的にされている先生の姿に頭が下がりました。
グループ協議において,さらに深める場を与えてくださったのがよかったと思いました。大変参考になりました。ありがとうございました。
本日はお忙しい中,準備をしただきありがとうございました。普段自分が悩んでいることもユニバーサルデザインの視点からとらえると,少し解決に近づくのかなと思いました。本日学んだことは参考にしていきたいと思います。ありがとうございました。
大変有難うございました。毎回参加したいのですが,都合のつく時だけになってしまいます。いつも新鮮な気持ちで帰ることができます。今回の算数の提案も,導入,見取り,とても参考になりました。(市外男性)
算数の授業やユニバーサルデザインについて,勉強になりました。ありがとうございました。
本日は,ありがとうございました。
具体的に何をどのようにしていったらよいのかを考え直すきっかけになりました。ワークショップ形式の研修も交流を深めることができ,大変有効でした。
改めて,気を引きしめて,子どもの前に立っていこうと思います。
伊藤先生のお話では,実際の授業の様子を見せていただき,工夫点などよくわかりました。グループ学習などはタイミングなどで悩んでいることもあったので生かしてみたいと思います。学級でも特別な支援,配慮が必要な子がいますが,まずは実態を把握し,それをもとに手立てを考えていきたいと思いました。今日はありがとうございました。
具体的に大変よい勉強になりました。ありがとうございました。ユニバーサルデザイン,しっかり学んでいきたいと思います。
伊藤先生の"ありのまま"の実践を見せていただくことで,今後の授業(学級)づくりのヒントを得ることができました。児童一人ひとりの学びの様子を見取りながら"学び合いのある授業"をつくっていきたいと思います。
久しぶりに算数の授業について,考えることができて楽しかったです。
個別支援については,「言語性>動作性」の子どもについての話など具体的な事例をもとに説明され分かりやすかったです。ありがとうございました。また,参加させていただきます。
「楽しく」「安心」した学習を見せていただき,本当に勉強になりました。全ては「子どもの実態に合わせて」ということで,大切にして授業を考えていきたいと思います。ありがとうございました。
ユニバーサルデザインという考えを授業や学級経営に生かすという考え方がとても新鮮でした。当たり前に子どもと学習している中で,困っている子どもたちがたくさんいて,教師の工夫次第で,その困り感が解消されるのではと・・・と思いました。また,改めて自分の学習をふりかえっていこうと思います。坂井先生のお話がもう少し聞いてみたかったです。ありがとうございました。(市外女性)
伊藤先生の授業では,問題提示の工夫や学習形態の工夫,説明する力の育て方など,どの子も授業に参加し,ねらいを達成させる手立てがされており,大変参考になりました。
ユニバーサルデザインでは,視覚的支援を工夫すること,子どもの課題を見取り,個別の手立てをうつことが大切だと感じました。
坂井先生のお話から,スモールステップで子どもに力をつけること,実態把握の大切さ,視覚的支援のあり方・工夫を学びました。
参加して本当によかったと思える会でした。明日からの実践に生かしていきたいです。グループ協議は話しやすくよかったです。 市外男性
授業におけるユニバーサルデザイン化について,伊藤先生の授業を通して考えさせていただくことができました。どの子もわかり,できる授業をつくるために大切なことは何か,坂井先生のお話からも学ばせていただきました。
思考を視覚化することは,大切なことの一つだなと改めて感じることができました。教師はそこを板書上や言語で支えていくことが必要だと,グループ協議の中でも学ぶことができました。
充実した研修会でした。ありがとうございました。  市外男性
初めて参加させていただきました。特別支援学級の担任ですが,通常学級での授業を支援学級の窓から考えることが,授業づくり(子どもの学び)につながると思いました。本日はとても参考になりました。また学ばせていただきたいです。
本校の校内研究としてユニバーサルデザインに取り組んでいるので,大変参考になりました。
一人ひとりの実態把握→子どもをつなぐ工夫  本校の課題に応じてしていきたいと思います。(市外男性)
ユニバーサルデザイン なのですがどう提案していくかはやっぱり悩みます。
ただ、今まで 全体への支援ということで指導案に書いていたのですがもっと気になるAさんBさんのことをしっかりと考えた支援になっていたかは振り返る必要があると思います。
そういう意味で、今まで書いてきた指導案の支援や評価のところを今一度客観的にやりなおすと、新たなことがみえてこないかなあと思います。 (市外男性)
スモールステップの提示や今までの学習内容の振り返りができる板書、グループでの話し合いのルール(たって話す。話し終わったら座る)など、授業にみんなが没頭できるようにしたい工夫があり、自分の授業でも取り入れていきたいと思っています。ただ、その手法が教師の発問と子供の返答のみのようで。
現実問題、学習内容が増えている今、子どもたちにゆっくり考える時間がなかった1学期でした。でも、単元づくりから考えて、しっかり考えさせる時間とスキルの時間を上手に組み入れていくことが大事ですよね。
授業のユニバーサルデザインを進めて行くに当たってやはり、学級経営が基盤になってくると思います。学級経営がうまくいかず、子ども同士、先生と子ども、そして保護者と先生がうまくいかなかったらこの授業は崩壊しまうのではないでしょうか。
やはり、教師の力量が非常に必要になってきますよね。今、特別支援教育を視野に入れた授業が非常にいろいろなところでいわれていますが、総合的な学習の時間のように、教師のモチベーションが尻すぼみにならないとよいのですが。          (市内女性)