第36回 子どもの学びを創る会
授業のユニバーサルデザイン研究 中国大会in長門

日 時 2010年8月21日 9:30〜16:00
場 所 ラポールゆや

日  程
9:00 〜 9:30 受付
9:30 〜10:00 開会行事・基調提案「授業のユニバーサルデザイン化をめざして」
10:00 〜10:15 授業会場準備
10:15 〜11:00 公開授業 国語 授業者:桂 聖(筑波大学附属小学校教諭・授業のユニバーサルデザイン研究会代表)
児 童:長門市立日置(へき)小学校6年生
11:15 〜12:15 授業協議会 パネラー 桂 聖
廣 瀬 由美子(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)
原 田 健一郎(長門市立日置小学校)
コーディネーター 芝 田 秀 樹(長門市教育委員会)
12:15 〜13:30 昼 食(受付時のみ,700円で注文を受けます。)
13:30 〜14:30 講演「授業におけるカウンセリングマインド〜全員が参加できる授業の試み〜」
講師 廣瀬 由美子 先生
14:45 〜15:45 講演「国語授業のユニバーサルデザイン」
−「全員参加」の楽しく「わかる・できる」国語授業づくり−
講師 桂 聖 先生

桂先生による、子ども相手の公開授業がありました。
「生き物はつながりの中に」という教材の要約文から、内容を構造的に読み取っていくという提案性の高い授業でした。
説明文の学習を子ども達とどのように進めていくのかたくさんのヒントをいただきました。
授業協議会では、授業者の桂先生、廣瀬先生、担任の原田先生を交えて行われました。
子どもの分かり感を大切にしながら授業を進めていくの重要性が話し合われました。
桂先生が授業の中で提案された
・授業の焦点化
・授業の視覚化
・授業の共有化
について、公開授業のどの部分に表れていたのかをご説明いただきました。
廣瀬先生からは、特別支援教育という視点からお話をいただきました。桂先生の指導案にある「論理を授業の目標にする」ことについて今までのイメージを目標とする授業との違いをご説明いただきました。
廣瀬由美子先生(国立特別支援教育総合研究所総括研究員)からは、「授業におけるカウンセリングマインド〜全員が参加できる授業の試み〜」というテーマでご講演いただきました。
通常学級の中で、発達障害の子供も含めた支援のあり方についてのお話は、大変勉強になりました。
実際の現場での場面を交えながらのお話しただきとても分かりやすい講演でした。
桂先生は、「国語授業のユニバーサルデザイン」というテーマでのご講演でした。
なぜ授業のユニバーサルデザインが必要なのか、具体的な場面を示しながら分かりやすくお話しいただきました。
時折、演習を取り入れながら進めていかれ、参加者と一緒に考えなていく形式は大変好評でした。工藤直子氏の「のはらうた」やアーノルド・ローベル「お手紙」などの教材を元に子どもの気持ちになって考えていきました。