第31回 子どもの学びを創る会

日 時 2009年8月22日 13:00〜16:00
場 所 ルネッサながと

テーマ
子どもの追求エネルギーをどうはぐくむか
−子どもに真の学ぶ力を身につけさせるために−


  話題提供者 原田 健一郎先生 (長門市立日置小学校)
           長谷川 和正先生(美祢市立重安小学校)
           山邊 文洋先生(山口市立大内南小学校)


日程
13:00〜13:10 開会行事

13:10〜14:10 話題提供
14:20〜16:00 協議

今回は3人の先生方から日頃のご実践を踏まえながら、子どもの追求エネルギーをどうはぐくむかについてお話しいただきました。
原田健一郎先生(長門市立日置小学校)は、追求エネルギーをもつための子どもを見る視点や、教師の構えについてお話しされました。子どもが気づくまでぎりぎりまで待つという構えには参加された先生方も共感されていました。
長谷川和正先生(美祢市立重安小学校)は、目の前の子どものげんじつから取り組んでおられるご実践を紹介されました。資料にあった学級通信からも学級の温かい雰囲気が伝わってきました。
山邊文洋先生(山口市立大内南小学校)は、子ども達の心の変化に視点を当ててお話しされました。学級経営の中でいかに子ども達の心をプラスの方向に向けていくのか、日々の取り組みをご紹介されました。何気ない日常の一コマや子どもの行動をどう受け止めるのかという教師の構えは大変参考になりました。
3人の先生方の話題提供を元に全体協議を行いました。「子どもが安心感をもてる学級づくり」や「困り感の強い子への対応」など、提供された話題を元にしながら協議が深まっていきました。

安心していられる場所、これはとても大事だなと思いました。芝田先生が、これを教師と置き換えてみたとおっしゃっていましたが、確かに“私はなぜここに居るのだろう?”と考えるとお世話になったすばらしい大先輩、同僚がいて、“私もいてもいいかな”と安心できる場だからです。そう思うと、この安心できる場で自分がどんなことができるか、学べるかを考えるという機会を与えてもらえていることがこれまたとても大事だと思いました。…となると、子どもたちも同じです。学級づくり、仲間づくりをしっかりして中国大会に向けて、くじけずがんばりたいと思います。

多くの先生方の考えや意見を聞かせていただき、とても勉強になりました。2学期から試してみたいこともたくさんあり、エネルギーをもらった気がします。自分の今までを振り返って「主体的な学び」や「追求エネルギー」ということにではなく、目の前の学習内容を終わらせることに意識が集中していたのではないかな、と思いました。子どもが「知りたい!」「どうして?」という思いをもちながら進められる授業づくりを目指していきたいです。今日はありがとうございました。

2学期の学級経営にぜひ取り入れたいものがたくさんありました。特に安心できる学級づくり、少しでも近づくように頑張りたいと感じました。また、“子供の事実”で子供たちに伝えていくということ、なるほどと思います。子供の事実がたくさん伝えられるようにしっかり見ていかなければと思いました。※子どもの暴言、どのように対処してゆけばよいかなと考えています。安心できる学級づくりに必要なことなのでしょうが、たくさんの暴言に昨年は悩みました。

具体的な方策や考え方などが発表にあり、とても参考になりました。(子どもに接するときの構え等々)昔、大切にしていながら、年を重ねるごとに遠い記憶になってしまった事が、今回よみがえり、とても新鮮な気持ちになりました。

自分の担任学級のことを思い浮かべながら3人の先生のお話を聞きました。1学期は自分に余裕がないことが多く、子どもの立場に立てていなかったことが多かったなと感じました。2学期にむけてやっていこうということを多く教えていただいたので、これからの学級経営に生かしていきます。ありがとうございました。

日々の取り組みのちょっとした心配りの継続で、子供たちは、大きく変化し、すてきな学級づくりができるヒントがたくさんある研修会でした。自分を励ます会にもなりました。

具体的な実践事例が2学期からの大きな糧となりました。また、それぞれの先生方が同じような悩みを持っていることを知り、安心しました。同時にとてもやる気をもらった気がします。「かがやきミニカード」さっそく2学期から実践します。

自分自身、子供の良さに、どれだけ気付けているだろう、と思いました。子供の言動の良さを、もっとほめられるよう、引き出すことや、認めることを頑張っていきたいと思っています。

・3人の先生方の具体的な実践が分かりやすかったです。
・子どものやる気は、教師のやる気が前提であると思います。教師自身が自己研修する機会がとても大事です。久しぶりにこの会に参加できうれしく思います。

・3人の先生方でそれぞれの個性が発表にもでていたように思います。まずは、個性ある先生方が子どものやる気を引き出すことができるのではないでしょうか。
・隠し言葉、プラス1の原理など、短く実践をまとめておられるところは、すぐに実践できるものだと感じます。
・子ども達と共に過ごし、話しをすることがやる気の第1歩です。これを強く感じました。

安心感というのがとても大きなキーワードだなと改めて感じました。その為の具体的な手だてや授業づくりのいろいろなことが、そこにつながるんだなってことをこの会で何度も感じました。子どもの笑顔が輝くよう、2学期からもがんばろうって強く思えることができました。ありがとうございました。

2学期を前に、「2学期はどうしようかな♪」という気持ちと「2学期、どうなってるだろう・・・。」という気持ちが入り混じっていましたが、なんだか、今日の話を聞いておおらかに接していこう。「一からまたやれるんだ、ラッキー!」というくらいの気持ちでいこうと思いました。困り感の高い子どもをそのままの状況においておくことにメリットはないこと、手助けの方法がいろいろ学べたこと、教師の心の構え、と勉強になることが多かったです。ありがとうございました。

 いろいろな手だてが、話題としてあがり、自分の学級経営に役立てていけると思いました。子どもに寄り添いそれを見取る力も大切なのだと感じます。そのときそのときを見逃さず支援して行かなければと新たなエネルギーをいただきました。

 3人の先生方の実践、具体的な内容で話を聞くことができて、大変勉強になりました。すぐに2学期が始まりますが、子ども達が安心して学習できる過ごせる教室をつくりたいなとあらためて感じました。読み聞かせ、学級通信、子どもへの言葉かけ(「タンスに?ゴン」など)早速自分も取り組んでいこうと思います。何かと行事の多い2学期ですが、行事をとおして子ども達が成長できるよう取り組みができたらと思います。授業で学級をつくることは基本ですが、行事のかかわり方なども、これから学習できるといいかなと思います。

 初めて参加させて頂きました。ドキドキしましたが、会の雰囲気も和やかで、自分の抱えている様々なことを考え直す機会になりました。「どの子にも居場所のある学級」を1年間のスタートのときめあてにしたのに、発達障害のある子二人を抱えて、振り回されることが多く、見失しなってしまいかけていました。そんなときに、竹中先生に誘って頂いて、迷ったのですが、参加させて頂いて本当によかったです。大きな助言をいただいた気持ちで、下関に帰れます。2学期からがんばります。 ありがとうございました。

 特別支援学級から普通学級の担当になり、1学期は右往左往していましたが、今回研修に参加させていただき、取り入れてみようというものがたくさんありました。2学期に、しっかり、教材研究に取り組み子どもとともに追求のエネルギーを持ち続けたいと思います。今回は大変ありがとうございました。

 子どもとかかわるときの心構え、また、それに基づく具体的な手だてをたくさん学ぶことができ、本当に勉強になりました。自分の学級での悩みやそれに対する取り組み、先生方のお話を聞いて参考にしていきたいと思います。ありがとうございました。

 今日は、途中からの参加で、申し訳ありませんでした。やはり、全部のお話を聞きたかったです。今年度は、算数の少人数指導を担当していますが、学級にはお話のなかにもあったように、しゃべらない子どもも(場面かん黙)や発達障害で担任の声かけが合わない子ども等、いろいろな子どもがいて、単純に分割できない現状があります。また、国語科は、単元計画を子どもと立て、大きな目標を単元の終わりに設定したりしていましたが、算数の実践を振り返ると子どもには1時間毎の追究をさせていないと反省しています。単元の構成が2学期からの課題です。今日はありがとうございました。

 3人の先生方のお話から、日頃の悩みや取り組みを共有することができ、とても勉強になりました。何より、会そのものの雰囲気がとてもよくて、楽しく学ぶことができ、「子どもの学びを創る会」のすごさを再実感しました。いつも思うのですが、研修は楽しくないと続きませんので・・・。3人の先生方から、子どもへの構えがどの方も優しいなということを強く感じました。自分に足りない部分で、2学期から意識していきたいと思います。ありがとうございました。

 なかなか論点が定まらない司会で、申し訳ありません。学校課題がそれだけないのでしょいうね。先生方のニーズもかなり多く、強いことを感じました。次回もエネルギーをいただこうと思いました。

 つたない実践、発表内容でしたが、先生方がやわらかい表情で聞いてくださって、20分の発表時間もあっという間でした。(けど、終わった後で、やっぱ、ああ言えばよかった・・・ということはたくさんあります。)本当にありがたかったです。理想は、高く思いを胸に、けれど、具体的な子どもの姿や作品などを(結果的に)もっと出さなければ、実践として弱いということを改めて感じました。原田先生からは、人間的な厚みを感じ、子どもにも大きな心で接すること、山邊先生からは、具体的な手だてをたくさんもち、子どもと過ごすことを楽しむことを学ばせて頂きました。芝田先生の司会をされる協議も和やかで、みんなの悩みを取り上げ、考えるスタイルがとてもよかったです。本当にありがとうございました。   

 長谷川先生の学級通信の中で子どもの姿を感じ、先生が子どもを信頼し共に考え歩もうとされている姿に感動しました。子どもが起こしたアクションを打ち切ってしまいがちなのですが、その子どものアクションを、その意味をグッととらえようとして、次に生かそうとされているのに感心しました。自分もそのようになりたいと思いました。みなさま方の悩みも、いろいろと知ることができ、自分の中の考えと結びついたとき、とてもよい気分になりました。