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利休さま、そう皆さんよくご存じの千利休さまです。 「利休百首(りきゅうひゃくしゅ)」というものがあります。 これは利休さまが唱えられた茶の道の教えを後の人々が 五七五七七の歌に詠み込み、そしてさらなる教えも加えて、 合計百首の歌にまとめたものです。 裏千家に入門した時先生から、まず必要な手持ちのお道具の一つとして この利休百首が書かれた小ぶりの扇子、「利休扇子」を 手に入れるように言われました。 以来、袱紗(ふくさ)、懐紙(かいし)などと共にお茶の場面の必需品、帯の間 ちょうど心臓の下あたりにしまっています。 その利休百首の一首目は、 「その道に入らんと思う心こそ わが身ながらの師匠なりけれ」 ・・・何かを学び始めようとした時、そう思った自分の 心こそが大切、いわば師匠なのです・・・ この一首は私にとってまさに師匠、いつも身近にある教えなのです。 今後この「利休百首」を始め沢山の教えをご紹介していきます。 |