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21:岡部


東海道を歩く (21:岡部宿) 7km



(写真は、岡部宿柏屋の弥次さん喜多さん)

宇津ノ谷峠を越えて、岡部川を渡ると岡部宿です。



旧国道1号を進むと、左手に岡部宿の旅籠として栄えた「柏屋(かしばや)」が、当時のままで
残っています。

300円を払って中へ入ります。

お客は私一人だったので、係の人が丁寧に案内しながら、江戸時代の旅籠の様子を細かく
説明してくれました。

当時の状況が目に浮かぶ様で、非常に勉強になりました。

この旅籠は、平成6年までは、江戸時代のままの建物に、おばあさんが一人で住んでいた
そうですが、このおばあさんが亡くなったのを機に、岡部町が買い取って一般公開したそうです。


冒頭の写真は、この柏屋に到着した弥次さん喜多さんが、ワラジを脱いでいるところです。

下の写真は、旅籠の二階です。



旅籠の中には、旅行用の携帯の筆と硯のセットや、携帯の仏様まで展示されていて、当時の
旅の様子が目に浮かぶ様で楽しいです!





旅籠の裏の土産物屋でワラジを売っていましたが、珍しいのでお土産に買いました。

でも、実際の履物として利用しても履き易すそうです。



旅籠の隣の茶店を覗いてみると、何と!

とろろ汁のメニューが・・・! やった!

丸子の丁子屋で食べ損ねたので、喜んで店に入ります。

”とろろ汁は、冬のメニューなので、来週からスタートします。

来週来て頂ければ、食べられますよ。”

え〜っ! 残念!

麦めしとろろを食べたかったのに〜!

岡部宿の清流の小川沿いに、秋晴れのもと、たわわに実った柿の木などを眺めながら
歩きます。

岡部宿は、柏屋以外の旧東海道の跡は少ないですが、秋晴れの田舎道を歩くのは、
それだけで楽しいです!



途中には、柿やミカンの100円の無人販売所が点在します。

町民センター等がある岡部町の中心を抜けて、松並木が点在する街道を1時間くらい
歩いた処で、旧国道1号と別れて藤枝宿を目指します。





岡部宿から藤枝宿まで約7キロです。




バスで行く東海道・第5回 (江尻宿〜岡部宿) 2012.7.21

「21:岡部宿」



昨年の秋の一人旅の際に、写真の柏屋(かしばや)で、今年の年賀状の写真を撮って頂きました。

柏屋の3人の町役場の人に、年賀状を見てもらい、お礼の挨拶が出来たので良かったです。



浮世絵は、宇津ノ谷峠です。


 22:藤枝


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