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多摩川を歩く(その68)(調布橋)   2023.10.24


(鮎美橋の真下を流れる多摩川)   

 

前回往復した「下奥多摩橋」から、更に上流を目指して、多摩川に近いと思われる一般道を適当に歩いて行きます。

「下奥多摩橋」から、1キロくらい崖沿いの一般道を歩いたところに、写真の「調布橋」がありました。

「調布橋」は、「秋川街道」(都道青梅あきる野線)が通る橋です。

「秋川街道」は、「八王子道」と呼ばれれていた古くからの道です。

現在も、青梅市、五日市町、八王子市を結ぶ重要な生活道路です。

調布橋の脇に、3代にわたる橋の歴史を記載した上下の写真の銅板レリーフがありました。


その調布橋の歴史を記載した銅板レリーフには、以下の様な3代にわたる橋の絵と説明文がありました。

明治22年、この辺りは6つの村落が合併して調布村になりました。

当時は、多摩川を渡るためには、「千ケ瀬の渡し」の渡し船しかありませんでしたが、増水による渡し船の欠航が相次いでいました。  

このため、下の銅板プレートにある様に、調布村の有志により、大正11年に吊り橋の「調布橋」を完成させました。

(初代の調布橋:大正11年完成の吊り橋)

その後、昭和10年に、東京府が、下の銅板プレートにある様な「調布橋」に架け替えました。

(2代目の調布橋:昭和10完成のプレストリブ・アーチ橋)

現在の調布橋は3代目で、平成5年竣工、下の銅板プレートにある様なローゼ桁橋です。

河口からの距離は60キロ、橋の長さは113メートルです。

この調布橋の周辺も、いくら歩いても、多摩川の風景が全く見えません・・・

そこで、ここでも橋を往復して、橋の上から多摩川の風景を観察します。 

先ず、橋の左側の歩道を歩いて、多摩川の下流側の景色をゆっくりと眺めながら進みます。

多摩川の両岸には、崖と森が迫り、川沿いの堤防の上の道はありません。

やはり、多摩川沿いに歩いて行くのは困難な感じです。・・・

調布橋を渡り終わったので、今度は、橋の反対側の歩道を歩いて、川の上流の風景を観察しながら折り返します。 

橋から下の多摩川を覗くと、綺麗な水が流れており、川底が良く見えます。

調布橋を往復して、また多摩川の左岸の一般道へ戻って来ました。

更に上流を目指して、多摩川に近いと思われる一般道を適当に歩いて行きます。

適当に歩いていた一般道は、いつの間にか「青梅街道」に出てしまいました。

仕方なく、暫くの間、青梅街道沿いに歩いてみます。 

青梅街道の左側に、やや下り坂の小道がありました。

直感的に、多摩川へ向かって下りて行く小道の様な気がしました。

思い切ってこの小道を進んでみます。

丘陵地帯の坂道を、どんどん下へ歩いて行きます。 

 

最後は平地になりましたが、何となく、多摩川の河川敷に出た感じがします。

やった〜!、当たりです!

久し振りで、歩くことが出来る多摩川の河原に出ました!

段丘を下りた河原の近くの上の案内図によると、この先に「釜の淵公園」の入口に架かる「あゆみ橋(鮎美橋)」があるみたいです。

案内図には、今晩の宿泊予定の「亀の井ホテル」(青梅簡易保険保養センター)も書かれています!

最短コースを歩いて、宿泊するホテルに到着したみたいです!

先ず、案内図の「釜の淵公園」の入口に架かる「あゆみ橋」を渡ります。

河川敷の上に架かる斜張橋の歩行者専用橋の「あゆみ橋」です。

橋の向こう側には、今晩宿泊予定の「亀の井ホテル青梅」(旧かんぽの宿青梅)が見えます。

直ぐ真近を流れる水は綺麗で、素敵な河原です! 

多摩川が蛇行している内側の周囲一帯が「釜の淵公園」になっています。   

ホテルにチェックインする前に、先ずは、「あゆみ橋(鮎美橋)」を渡り終えたところにある「青梅市郷土博物館」に入ってみます。