お湯の温度は豆次第
浅煎り豆は沸騰したお湯を火から下ろし、沸騰が収まったところがベスト。高温なお湯で淹れることで「酸味」が抑えられ、「やさしい甘味」が引き出されます。 深煎りの豆は、浅煎りより低め。いったん沸騰させたお湯を火から下ろし、珈琲カップにそそぎます。そのお湯をポットに戻したくらい(90℃以下)が適温。深煎り特有の「苦味」が抑えられ、「コクのある甘味」が引き出されます。
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抽出はあせらずに
ポイントは中央付近にお湯を注ぐこと。端の方に注ぐと、ペーパーやネルに直接かかったお湯がそのまま下に落ちてしまうからです。また、お湯が多すぎると油臭さやエグ味まで出てしまうので、抽出のお湯は少な目にし、濃いようなら抽出後にお湯で薄めると味を損ないません。
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豆はぜいたくに使う
一般的にはお湯10に対して珈琲豆1が目安。100ccのカップ1杯なら10グラムですから、200グラムの豆で20杯ほど飲めます。10gの分量はコーヒー用の計量スプーンで1杯、ティースプーンなら3杯ほど。これはあくまでも目安ですから、気分によって豆の量を調整し、美味しいと思える豆の量を探してみてはいかがでしょう。
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