クロスズメバチ(黒雀蜂、Vespula flaviceps)
スズメバチ科クロスズメバチ属 体長10o〜15oの小型のスズメバチです。
観察ノート◇クロスズメバチの狩りについて◇
植えてある植物の間を低空(10p位の高さ)でホバリングしながら飛行する。このとき起こる風は、地面から50cmくらいの高さの葉を揺らす程のものです。初めてこの狩りの行動を見た時は、そんな高いところまで風が起きているとは気がつきませんでした。恐らく、葉の裏側に隠れている青虫などが葉の表に姿を現すのは、この風の影響ではないかと思います。
あとはクロスズメバチの飛行能力ですが、、オオマルハナバチとかのホバリングは、体を少し立てないと出来ないようですが、クロスズメバチは、体を立てた状態でも、平行のままでも、出来るようです。普通の飛行状態でも、そのままの姿勢で後退できるようです。ちょっと驚くべき飛行能力です。
目標を定めて空中で前進後退を繰り返しながらとびかかるチャンスを窺うシーンは、本当にハンターそのものです