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ミホノブルボン

牡・栗毛
父・マグニテュード
母・カツミエコー
母の父・シャレー

☆☆☆
正直申し上げまして、朝日杯3歳Sを優勝し、3歳チャンピオンになった時点でも、同馬がクラシック路線で活躍できる馬に成長していくとは思いませんでした。血統から推測して、得意距離はおそらく1600メートル。長くて2000メートルまでだろう。2000年現在のレース形態ならば、クラシックにそれほど執着しなかったかもしれません。でも、同馬は根性で距離の壁を乗り越えようとしました。無敗でダービーまでを制覇し、故・戸山調教師の「スパルタ調教」で、最大の難関である菊花賞に望みます。また、戸山氏はダービー、京都新聞杯と負かしているライスシャワーに並々ならぬ警戒心を働かせます。いざ、本番を迎え、結果は、やはりライバル視していたライスシャワーに初めての敗北感を味わわされます。「どんなに修練を積んでも、基本的なものは変わらない」。レース後の戸山氏のコメントでした。それでも、1992年度のクラシック戦線を沸かせたということで、年度代表馬に選定されました。


日付 開催地 レース名 条件 距離 コース 馬場 着順 頭数 人気 1着馬(2着馬)
91.09.07 中京 新馬 - 1000 1 13 1 (ホウエイセイコー)
91.11.23 東京 500万下 - 1600 1 11 1 (クリトライ)
91.12.08 中山 朝日杯3歳S G1 1600 1 8 1 (ヤマニンミラクル)
92.03.29 中山 スプリングS G2 1800 1 14 2 (マーメイドタバン)
92.04.19 中山 皐月賞 G1 2000 1 17 1 (ナリタタイセイ)
92.05.31 東京 ダービー G1 2400 1 18 1 ライスシャワー
92.10.18 京都 京都新聞杯 G2 2200 1 10 1 ライスシャワー
92.11.08 京都 菊花賞 G1 3000 2 18 1 ライスシャワー

計8戦7勝 2着1回

JRA賞
1991年 1992年
年度代表馬 最優秀4歳牡馬 最優秀3歳牡馬


G1レース
1991年 1992年
朝日杯3歳S 皐月賞 ダービー
菊花賞