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8.梅雨期の管理と若鳩の基礎トレーニング 梅雨期の舎外 | |
梅雨期の舎外は原則として鳩を雨に濡らさぬ事である。 雨に濡らすと前途のように空中の湿度が高い為になかなか乾燥せず体温の低下を招き風を引いたりの 体調を悪くする事項が起る。 雨の日は舎外をせず、その代わりに梅雨の晴れ間を利用して日光浴を十分にさせる為、自由舎外にして 太陽エネルギーを吸収させて、湿った体を乾燥させる事である。 日光にあたった後は脂粉が乾いて、体調が上昇したのがわかるのもこの時期である。 太陽のエネルギーの恵みの尊さが良く分かる。 以上のような管理を通じて、この梅雨期を上手に乗り切れたら、秋のレース、春のレースに期待を 抱ける様な鳩群の形成の第一歩をクリアーしたと考えて差し支えない。 給餌の項に付記したいが給餌の量は、絶対に腹八分を超えない事である。 腹八分とは、人が鳩舎に行った際に鳩が音を聞いて集まってくる程度の事をいい、満腹の八分目では ない事を理解する事である 。とにかく残さない用に与える事が必要である。 さらに給餌の時間であるが、これは何時でも良いが規則的に与える必要がある。 リズムが崩れると体調も崩れるものであるから、勤務、仕事の都合でやむを得ない場合も多かろう と思うが、可能な限り規則的に与える努力をして欲しい。 この時期は習慣形成に最良の時期なので、良い習慣を身につけさせたいものである。 ダラダラ食い、満腹食いは、人間でも悪い習慣である。 鳩レースの成否は健康管理の技術の差である。 この事は作出、レース全般にいえる。 −44− |
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